トヨタ アリオン(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全7件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:アリオンのリコール届出 全7件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近7件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2015/11/18 | 1136770 | 無段変速機 | リコール | 346,199 |
| 2014/07/02 | 1133790 | その他(制御装置) | リコール | 466 |
| 2014/05/28 | 1133650 | ABS | リコール | 1,330 |
| 2012/10/10 | 1130310 | シートベルト | リコール | 65 |
| 2011/01/26 | 1126941 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 1,202,800 |
| 2011/01/26 | 1126942 | 燃料ポンプ | リコール | 358,672 |
| 2009/07/08 | 1123390 | 無段変速機 | リコール | 71,319 |
装置別に多いのは無段変速機(2件)、その他(制御装置)(1件)、ABS(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2015/11/18 — 無段変速機(リコール・対象346,199台)
不具合の内容:無段変速機の油圧クラッチ機構において、油圧を保持するための環状シール部の寸法精度が不適切なため、シールが偏心した状態で組み付けられているものがある。そのため、当該シールが損傷してクラッチが作動不良となり、走行不能に至るおそれがある。
改善措置:全車両、油圧の保持状態を点検し、正常な場合は油圧クラッチ機構を対策品に交換する。異常な場合は、対策品が組み込まれた無段変速機に交換する。
2014/07/02 — その他(制御装置)(リコール・対象466台)
不具合の内容:教習車の助手席補助ブレーキにおいて、ブレーキペダルのクレビスピン抜け防止用スナップピンの構造が不適切なため、使用条件によってはスナップピンが外れる場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、クレビスピンがペダルアーム部より抜け落ち、助手席補助ブレーキが効かなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、スナップピンを対策品に交換する。
2014/05/28 — ABS(リコール・対象1,330台)
不具合の内容:アンチロックブレーキシステム(ABS)の油圧調整装置において、組付工程の設備保全が不適切なため、調圧用スプリングが組み付けられていないものがある。そのため、ABS作動時に調圧が遅れて、走行安定性を損なうおそれがある。
改善措置:全車両、ABSの油圧調整装置を良品と交換する。
2012/10/10 — シートベルト(リコール・対象65台)
不具合の内容:福祉車両の取扱書に、年少者用補助乗車装置の取付けについての情報が記載されていない。
改善措置:全車両、年少者用補助乗車装置の取付けについての情報が記載された取扱書に交換する。
2011/01/26 — 燃料ホース/パイプ(リコール・対象1,202,800台)
不具合の内容:① エンジンの燃料パイプにおいて、加工ばらつきによる強度評価が不足していたため、加工時の肉厚減少が大きいとその部位の応力が高くなり、燃料中の腐食成分が作用してパイプに微小な亀裂が発生することがある。そのため、そのまま使用を続けると、燃料の圧力変動により亀裂が進行し、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:① 全車両、燃料パイプを対策品に交換する。
2011/01/26 — 燃料ポンプ(リコール・対象358,672台)
不具合の内容:② エンジンの高圧燃料ポンプにおいて、チェックバルブ(逆止弁)締結部ガスケットのばらつきによるシール性評価が不足していたため、長時間使用するとガスケットの応力緩和によりチェックバルブ締結力が低下するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、締結ねじ部を伝って燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:② 全車両、チェックバルブとガスケットを対策品に交換する。
2009/07/08 — 無段変速機(リコール・対象71,319台)
不具合の内容:無段変速機の前進用クラッチ機構において、クラッチを保持しているスナップリングの取付溝部の加工が不適切なため、急な加減速を繰り返すと当該スナップリングが取付溝部から外れることがある。そのため、クラッチが滑り加速不良となり、そのまま使用を続けると、クラッチが摩滅して前進できなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、無段変速機の製造番号を確認し、該当するものは当該前進用クラッチ機構を良品に交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。トヨタの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはアリオンに関するユーザー申告が全44件寄せられています。装置別の内訳はアリオンの車両データページでご確認ください。
よくある質問
アリオンのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全7件です(2026-10-24時点、通称名「アリオン」での届出を集計)。多い装置は無段変速機(2件)、その他(制御装置)(1件)、ABS(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はアリオンのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。