メルセデス・ベンツ Vクラス(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全15件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:Vクラスのリコール届出 全15件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/02/13 | 1239410 | コンピュータ(エンジン) | リコール | 9,581 |
| 2024/05/16 | 1238040 | コンピュータ(エンジ | リコール | 1,485 |
| 2022/11/01 | 1234990 | その他(その他) | リコール | 1,060 |
| 2022/11/01 | 1235020 | バッテリー | リコール | 164 |
| 2021/08/05 | 1232630 | 装置その他 | リコール | 4 |
| 2019/08/06 | 2205760 | その他(その他) | 改善対策 | 4 |
| 2019/05/30 | 1228590 | コンピュータ | リコール | 144 |
| 2019/02/14 | 1227820 | その他(ガス・騒音) | リコール | 8 |
| 2018/09/13 | 1227160 | その他(ガス・騒音) | リコール | 3,782 |
| 2018/09/13 | 1227210 | その他(その他) | リコール | 5,958 |
| 2018/07/05 | 1226860 | 配線 | リコール | 173,190 |
| 2017/09/28 | 1225410 | 車体 | リコール | 1,043 |
| 2017/09/28 | 1225440 | 車体 | リコール | 1 |
| 2017/03/30 | 1224640 | アクセル | リコール | 1,540 |
| 2016/07/28 | 1223650 | 主ブレーキ一般 | リコール | 1,219 |
装置別に多いのはその他(その他)(3件)、その他(ガス・騒音)(2件)、車体(2件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2025/02/13 — コンピュータ(エンジン)(リコール・対象9,581台)
不具合の内容:エンジンコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、DPF差圧センサの故障を誤って検出し、エンジン警告灯(MIL)が点灯すると同時に、フェイルセーフモードになることがある。そのため、排気ガス値が規制値を満たせないおそれがある。
改善措置:全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。
2024/05/16 — コンピュータ(エンジ(リコール・対象1,485台)
不具合の内容:4気筒ディーゼルエンジンのエアマスセンサにおいて、制御プログラムが不適切なため、低回転・低負荷での限られた条件下で故障を誤検知することがある。そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、出力が制限され、最悪の場合、排出ガスが悪化し、排出量が基準値を満足しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
2022/11/01 — その他(その他)(リコール・対象1,060台)
不具合の内容:画像表示装置(カーナビのモニタ)において、MBUXマルチメディアシステムの制御プログラムが不適切なため、起動時に何も表示しない、あるいは、起動後に再起動し数秒間画像表示が途絶えることがある。そのため、画像表示装置による直前直左視界の確認ができないおそれがある。
改善措置:全車両、MBUXマルチメディアシステムの制御プログラムを対策仕様に書き換える。
2022/11/01 — バッテリー(リコール・対象164台)
不具合の内容:助手席下にある補助バッテリにおいて、プラス電源配線の配索設計が不適切なため、シートフレームに干渉しているものがある。そのため、被覆が摩滅して短絡が発生することで、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、プラス電源配線の損傷の有無を点検した上で、配索を修正する。損傷がある場合は、当該配線を新品に交換する。
2021/08/05 — 装置その他(リコール・対象4台)
不具合の内容:右側ルーフレールのセンターフットにおいて、製造機器の管理が不適切なため、ルーフレールと締結しているボルトの締付けトルクが不足しているものがある。そのため、使用過程で当該ボルトが緩み外れることで、最悪の場合、ルーフレールに固定した積載物が落下し、他の交通の妨げになるおそれがある。
改善措置:全車両、右側ルーフレールアッセンブリを新品に交換する。
2019/08/06 — その他(その他)(改善対策・対象4台)
不具合の内容:ルーフベッドのマットレスにおいて、材質の選定が不適切なため、ベッドフレームが錆により腐食することがある。そのため、当該ベッドフレームが破損し、最悪の場合、走行中にルーフベッドが脱落して、乗員が怪我を負うおそれがある。
改善措置:全車両、マットレスのシリアル番号を点検し、該当する場合はマットレスを対策品に交換する。なお、ベッドフレームに腐食がある場合は、ベッドフレームを新品に交換する。
2019/05/30 — コンピュータ(リコール・対象144台)
不具合の内容:セントラルボディコントロールユニットの制御プログラムにおいて、車両へ搭載する仕様指示が不適切なため、誤った仕様の制御プログラムが搭載されている。そのため、排出ガス及び燃費値が悪化するおそれがある。
改善措置:全車両、セントラルボディコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換える。
2019/02/14 — その他(ガス・騒音)(リコール・対象8台)
不具合の内容:ディーゼルエンジンの排気温度センサにおいて、耐久性検討が不十分なため、耐久力が不足しており、走行振動や熱により当該センサが破損するものがある。そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、排気ガス再循環装置(EGR)が停止して、排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、排気温度センサを対策品と交換する。
2018/09/13 — その他(ガス・騒音)(リコール・対象3,782台)
不具合の内容:排気ガスの差圧センサ製作時において、センサ出力の公差設定が不適切なため、使用過程においてエンジンコントロールユニットが故障を検出するものがある。そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、排気ガス浄化装置(DPF)及び排気ガス再循環装置(EGR)が停止して、保安基準第31条の基準に適合しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、差圧センサを良品と交換する。
2018/09/13 — その他(その他)(リコール・対象5,958台)
不具合の内容:エアバッグを制御するSRSコントロールユニットのプログラムが不適切なため、助手席エアバッグオフのインジケータが点灯しないことがある。そのため、助手席側エアバッグが作動しない条件下において、乗員が助手席エアバッグの非作動状態を認識できず、最悪の場合、衝突時にエアバッグが作動しないことにより、乗員に過度の傷害を与えるおそれがある。
改善措置:全車両、SRSコントロールユニットの制御プログラムを書き換える。
2018/07/05 — 配線(リコール・対象173,190台)
不具合の内容:ステアリングコラムモジュールのアース配策が不十分なため、ステアリングコラムモジュールカバーの隙間から異物が侵入した際、当該アースが断線するものがある。そのため、エアバッグの警告灯が点灯し、最悪の場合、帯電した静電気が放電されず意図せずエアバッグが展開するおそれがある。
改善措置:全車両、新たにアース用配線を追加装着する。また、全車両、異物侵入防止カバーの有無を確認し、装着されていない車両には異物侵入防止カバーを追加装着する。
2017/09/28 — 車体(リコール・対象1,043台)
不具合の内容:車両の外装において、ボディ形状の設計が不適切なため、リアランプユニット端部の一部(曲率半径2.5mm未満)が露出している。そのため、保安基準第18条の基準に適合しない。
改善措置:全車両、左右のリアランプユニット端部の露出部位を覆うプロテクタを装着する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。メルセデス・ベンツの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはVクラスに関するユーザー申告が全99件寄せられています。装置別の内訳はVクラスの車両データページでご確認ください。
よくある質問
Vクラスのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全15件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(V350 ほか8表記)での届出を集計)。多い装置はその他(その他)(3件)、その他(ガス・騒音)(2件)、車体(2件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はVクラスのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。