メルセデス・ベンツ GLC(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全26件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:GLCのリコール届出 全26件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/05/14 | 1241780 | その他(その他) | リコール | 4,141 |
| 2025/10/16 | 1240890 | その他(かじ取り) | リコール | 683 |
| 2025/08/21 | 1240570 | 前照灯 | リコール | 75 |
| 2024/08/22 | 1238500 | 前照灯 | リコール | 25,971 |
| 2024/08/22 | 1238550 | 車体 | リコール | 70 |
| 2024/06/27 | 1238270 | 前照灯 | リコール | 18,285 |
| 2024/05/16 | 1238020 | ヒューズ | リコール | 5,085 |
| 2024/03/26 | 1237790 | 燃料ポンプ | リコール | 5,390 |
| 2024/03/26 | 1237800 | 車体 | リコール | 198 |
| 2023/07/27 | 1236610 | 燃料ポンプ | リコール | 17,266 |
| 2022/12/13 | 1235310 | スプリング/エアサス | リコール | 21,626 |
| 2022/11/01 | 1235060 | 配線 | リコール | 83 |
| 2022/03/31 | 1233660 | 冷却装置 | リコール | 10,906 |
| 2022/02/16 | 1233470 | 冷却装置 | リコール | 10,339 |
| 2022/02/16 | 1233510 | エンジン本体 | リコール | 13 |
| 2022/01/12 | 1233380 | 後写鏡 | リコール | 24,132 |
| 2021/09/29 | 1232870 | エアーバッグ | リコール | 77 |
| 2021/07/08 | 1232450 | 点火コイル | リコール | 34 |
| 2020/12/10 | 1231400 | パワーステアリング | リコール | 8 |
| 2020/10/01 | 2206000 | 装置その他 | 改善対策 | 1,935 |
| 2020/03/10 | 1229960 | シートベルト | リコール | 14,192 |
| 2018/07/05 | 1226860 | 配線 | リコール | 173,190 |
| 2018/01/31 | 1225870 | シートベルト | リコール | 4,538 |
| 2018/01/31 | 1225890 | 前照灯 | リコール | 4,627 |
| 2017/12/14 | 1225750 | スプリング/エアサス | リコール | 600 |
| 2017/09/28 | 1225420 | コンピュータ(ガス・騒 | リコール | 16,532 |
装置別に多いのは前照灯(4件)、車体(2件)、燃料ポンプ(2件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2026/05/14 — その他(その他)(リコール・対象4,141台)
不具合の内容:事故自動緊急通報装置の車載通信モジュールにおいて、製造工程が不適切なため、基板内のダイオードに亀裂が生じると共に警告メッセージが表示されることがある。そのため、緊急通報時にコールセンターの音声が聞こえず、双方向通信ができないため、保安基準に適合しないおそれがある。
改善措置:全車両、車載通信モジュールを良品に交換する。
2025/10/16 — その他(かじ取り)(リコール・対象683台)
不具合の内容:ステアリングカップリングにおいて、製造管理が不適切なため、ステアリングカップリングを固定するボルトが適切に締め付けられていない可能性がある。そのため、使用過程で当該ボルトが緩み脱落することでステアリングホイールとステアリングギアの機械的結合が外れ、最悪の場合、操舵できなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、ステアリングカップリングを固定するボルトを規定トルクで締め付けなおす。
2025/08/21 — 前照灯(リコール・対象75台)
不具合の内容:前照灯において、制御プログラムが不適切なため、前方車両との車間距離が近接した場合に前方の路面の一部に光が投影されることがある。そのため、前照灯等の基準に適合しない。
改善措置:全車両、左右のヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムを対策された制御プログラムに書き換える。
2024/08/22 — 前照灯(リコール・対象25,971台)
不具合の内容:前照灯において、ヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、前方車両との車間距離が近接した場合に前方の路面の一部に保安基準に規定されていない図柄が投影されることがある。そのため、前照灯等の基準に適合しない。
改善措置:全車両、左右のヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムを対策したプログラムに書き換える。
2024/08/22 — 車体(リコール・対象70台)
不具合の内容:車体に接着で取り付けられているルーフパネルにおいて、使用過程にて修理を行った際の作業指示が不適切なため、適切な接着強度で修理されていないものがある。そのため、走行風などで剥離が進み、最悪の場合、走行中に剥がれ飛ぶことで他の交通の妨げになるおそれがある。
改善措置:全車両、新品のルーフパネルを適切な接着方法で装着しなおす。
2024/06/27 — 前照灯(リコール・対象18,285台)
不具合の内容:配光可変型前照灯において、制御プログラムの製造指示が不適切なため、左右通行帯の設定を一度変更すると右側通行用の配光設定に固定されてしまう。そのため、協定規則第48号に適合しなくなる。
改善措置:全車両、左右のヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換える。
2024/05/16 — ヒューズ(リコール・対象5,085台)
不具合の内容:電源ヒューズにおいて、製造が不適切なためヒューズエレメント部に亀裂が入っている、もしくははんだが剥がれているものがある。そのため、亀裂が入っている場合は使用過程での走行振動等によりヒューズエレメントが断線し、SRSシステムの機能停止やメータパネル等が消灯する。最悪の場合、駆動力が失われ走行不能になるおそれがある。また、はんだが剥がれている場合は、ヒューズ回路内に短絡が発生するとヒューズが機能しないため短絡箇所の周囲が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、当該ヒューズが含まれるヒューズボックスを対策品に交換する。
2024/03/26 — 燃料ポンプ(リコール・対象5,390台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、製造が不適切なため燃料によって膨潤して変形するものがある。そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、燃料供給モジュールを対策品の燃料ポンプが組み込まれている燃料供給モジュールに交換する。
2024/03/26 — 車体(リコール・対象198台)
不具合の内容:車体に接着で取り付けられているルーフパネルにおいて、使用過程にて修理を行った際の作業指示が不適切なため、適切な接着強度で修理されていないものがある。そのため、走行風などで剥離が進み、最悪の場合、走行中に剥がれ飛ぶことで他の交通の妨げになるおそれがある。
改善措置:全車両、新品のルーフパネルを使用して改定された修理の作業指示書に従って適切な接着方法で装着しなおす。
2023/07/27 — 燃料ポンプ(リコール・対象17,266台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、製造が不適切なため燃料によって膨潤して変形するものがある。そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、燃料供給モジュールを対策品の燃料ポンプが組み込まれている燃料供給モジュールに交換する。
2022/12/13 — スプリング/エアサス(リコール・対象21,626台)
不具合の内容:エアサスペンションのエアコンプレッサにおいて、減圧バルブの材質が不適切なため、錆が発生して作動不良を起こすことがある。そのため警告灯点灯と共に車高調整ができず、最悪の場合、走行中に車高が低下するおそれがある。
改善措置:全車両、エアコンプレッサを対策品に交換する。
2022/11/01 — 配線(リコール・対象83台)
不具合の内容:トランスミッションの配線において、配索指示が不適切なため、配線が前輪のプロペラシャフトと干渉して被覆が摩滅し、短絡や断線が発生することがある。そのため、トランスミッションに関する警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
改善措置:全車両、トランスミッションの配線を点検し、プロペラシャフトと干渉している場合は配索を修正する。なお、配線に損傷がある場合は、修理する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。メルセデス・ベンツの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはGLCに関するユーザー申告が全43件寄せられています。装置別の内訳はGLCの車両データページでご確認ください。
よくある質問
GLCのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全26件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(GLC220d ほか19表記)での届出を集計)。多い装置は前照灯(4件)、車体(2件)、燃料ポンプ(2件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はGLCのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。