メルセデス・ベンツ GLE(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全28件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:GLEのリコール届出 全28件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/12/18 | 1241300 | コンピュータ(エンジン) | リコール | 874 |
| 2024/12/11 | 1239060 | その他(乗車装置) | リコール | 47,991 |
| 2024/05/16 | 1238030 | 配線 | リコール | 4,291 |
| 2024/05/16 | 1238050 | コンピュータ(動力伝 | リコール | 1,291 |
| 2024/03/26 | 1237790 | 燃料ポンプ | リコール | 5,390 |
| 2024/03/26 | 1237810 | 配線 | リコール | 5 |
| 2024/02/08 | 1237580 | 後退灯 | リコール | 408 |
| 2023/07/27 | 1236610 | 燃料ポンプ | リコール | 17,266 |
| 2023/06/22 | 1236310 | その他(その他) | リコール | 3,024 |
| 2023/06/22 | 1236320 | 車体 | リコール | 2,706 |
| 2023/02/09 | 1235620 | かじ取リンク機構 | リコール | 2 |
| 2022/11/01 | 1234980 | その他(車枠車体) | リコール | 6,364 |
| 2022/09/14 | 1234690 | 冷却装置 | リコール | 8,229 |
| 2022/06/30 | 1234390 | 冷却装置 | リコール | 4,067 |
| 2022/06/30 | 1234400 | 配線 | リコール | 852 |
| 2022/03/31 | 1233660 | 冷却装置 | リコール | 10,906 |
| 2022/03/31 | 1233700 | コンピュータ | リコール | 20 |
| 2022/02/16 | 1233470 | 冷却装置 | リコール | 10,339 |
| 2022/01/12 | 1233380 | 後写鏡 | リコール | 24,132 |
| 2021/06/03 | 1232240 | その他(電気装置) | リコール | 772 |
| 2021/06/03 | 1232280 | コンピュータ(エンジ | リコール | 20 |
| 2021/04/22 | 1232080 | コンピュータ(制御装 | リコール | 501 |
| 2021/03/24 | 1231911 | コンピュータ | リコール | 28,361 |
| 2021/03/24 | 1231930 | 車室内 | リコール | 18 |
| 2021/01/28 | 1231620 | エンジン本体 | リコール | 11 |
| 2020/12/10 | 1231380 | シートベルト | リコール | 487 |
| 2019/11/21 | 1229540 | 車体 | リコール | 213 |
| 2019/09/26 | 1229250 | その他(電気装置) | リコール | 160 |
装置別に多いのは冷却装置(4件)、配線(3件)、燃料ポンプ(2件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2025/12/18 — コンピュータ(エンジン)(リコール・対象874台)
不具合の内容:エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、車両設定値が不適切なため、触媒暖機時にインジェクタの製造公差に対応できず失火することがある。そのため、失火の回数によってはエンジン警告灯(MIL)が点灯して対象気筒の燃料噴射が停止することでエンジン振動が増加し、最悪の場合、排出ガス値が規制値を超えるおそれがある。
改善措置:全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策された制御プログラムに書き換える。
2024/12/11 — その他(乗車装置)(リコール・対象47,991台)
不具合の内容:インストルメントクラスタの制御プログラムが不適切なため、リアフォグランプの作動を示す識別表示が正しくなく、協定規則第121号の要件に適合しない。
改善措置:全車両、インストルメントクラスタの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。
2024/05/16 — 配線(リコール・対象4,291台)
不具合の内容:助手席の下にある48Vのアース配線において、製造時の組み付けが不適切なため、ナットが適切なトルクで締め付けられていないものがある。そのため、走行中の振動等により導通不良が発生し、警告灯が点灯すると共に増加した電気接触抵抗により発熱して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、ナットの締め付けトルクを点検する。緩みや溶損がある場合は、損傷部分を新品に交換して適切な締付けトルクで固定する。
2024/05/16 — コンピュータ(動力伝(リコール・対象1,291台)
不具合の内容:トランスミッションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、冷間時の特定の条件下で7速での緩やかな減速走行から緩やかに再加速すると、トランスミッション内部の油圧が意図した通りに上がらないことがある。そのため、シフトダウンができず、システム保護の制御に伴う負荷変動によりエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、トランスミッションコントロールユニットの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。
2024/03/26 — 燃料ポンプ(リコール・対象5,390台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、製造が不適切なため燃料によって膨潤して変形するものがある。そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、燃料供給モジュールを対策品の燃料ポンプが組み込まれている燃料供給モジュールに交換する。
2024/03/26 — 配線(リコール・対象5台)
不具合の内容:助手席下にある12Vバッテリのアース配線において、製造時の組付けが不適切なため、ボディーアースのターミナルポイントにナットが規定トルクで締め付けられていないものがある。そのため、走行時の振動等で当該ナットが緩み電気抵抗が増加して、発熱することで周囲の部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、助手席下にある12Vバッテリのアース配線のナットの緩みを点検する。緩みがある場合はアース配線やナットの接触面を点検し規定トルクで締め付けなおす。なお、接触面に損傷がある場合や、周囲に溶損がある場合は、関連する部品を新品に交換する。
2024/02/08 — 後退灯(リコール・対象408台)
不具合の内容:リアSAM(信号制御および作動モジュール)コントロールユニットにおいて、製造ツールの管理が不適切なため基板に軽微な損傷が生じているものがある。そのため、使用過程で生じる振動等で損傷が進むことで基板内に短絡が発生し、左後退灯が常時点灯し続けるおそれがある。
改善措置:全車両、リアSAMコントロールユニットのプログラムを本不具合が生じた場合に、警告灯を点灯させるプログラムに書き換える。ただし、左後退灯が常時点灯している場合には、リアSAMコンロールユニットを良品に交換する。
2023/07/27 — 燃料ポンプ(リコール・対象17,266台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、製造が不適切なため燃料によって膨潤して変形するものがある。そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、燃料供給モジュールを対策品の燃料ポンプが組み込まれている燃料供給モジュールに交換する。
2023/06/22 — その他(その他)(リコール・対象3,024台)
不具合の内容:エアコンのエバポレータにおいて、排水ホースの組付けが不適切なため、車室内に凝縮水が漏れ出すものがある。そのため、床下が浸水して電気配線に腐食や短絡が発生し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、排水ホースの組付け状態を点検し、正しく装着されていない場合は組付けを修正する。なお、凝縮水の漏れによって部品に損傷等が発生している場合は、当該部品を新品に交換する。
2023/06/22 — 車体(リコール・対象2,706台)
不具合の内容:後席窓枠において、製造時の取付けが不適切なため、トリムバーが適切に固定されていないものがある。そのため、走行時に後席窓枠から脱落し、最悪の場合、後続車両の妨げになるおそれがある。
改善措置:全車両、トリムバーの固定状態を点検し、適切に固定されていない場合は修正する。
2023/02/09 — かじ取リンク機構(リコール・対象2台)
不具合の内容:ステアリングシャフトにおいて、接続部位のボルト締結作業が不適切なため、締め付けトルクが不足しているものがある。そのため、走行時等の振動で接続が緩み、ハンドルのガタや異音が発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、接続が外れてかじ取りが出来なくなるおそれがある。
改善措置:全車両、接続部位のボルトを新品に交換し、規定トルクで締付ける。
2022/11/01 — その他(車枠車体)(リコール・対象6,364台)
不具合の内容:後席窓枠において、製造時の取付けが不適切なため、トリムバーが適切に固定されていないものがある。そのため、走行時に後席窓枠から脱落し、最悪の場合、後続車両の妨げになるおそれがある。
改善措置:全車両、トリムバーの固定状態を点検し、適切に固定されていない場合は修正する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。メルセデス・ベンツの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはGLEに関するユーザー申告が全12件寄せられています。装置別の内訳はGLEの車両データページでご確認ください。
よくある質問
GLEのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全28件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(GLE450d 4MATIC ほか11表記)での届出を集計)。多い装置は冷却装置(4件)、配線(3件)、燃料ポンプ(2件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はGLEのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。