ドゥカティ ディアベル(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全13件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:ディアベルのリコール届出 全13件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2023/08/21 | 1236680 | 冷却装置 | リコール | 69 |
| 2021/05/18 | 1232160 | 装置その他 | リコール | 343 |
| 2018/04/26 | 1226430 | 始動装置 | リコール | 352 |
| 2018/03/09 | 1226180 | 圧力制御伝達部 | リコール | 1,398 |
| 2016/12/21 | 1223941 | 駆動力伝達部 | リコール | 228 |
| 2016/12/21 | 1223942 | 装置その他 | リコール | 228 |
| 2016/10/31 | 1223870 | ホイール | リコール | 138 |
| 2014/12/11 | 1221110 | その他(車枠車体) | リコール | 1,655 |
| 2014/08/19 | 1220650 | 燃料タンク | リコール | 1,678 |
| 2013/10/24 | 1219732 | その他(その他) | リコール | 2,003 |
| 2012/08/22 | 1218630 | 装置その他 | リコール | 2 |
| 2011/09/21 | 1217810 | 車体 | リコール | 184 |
| 2011/07/20 | 1217660 | その他(動力伝達) | リコール | 153 |
装置別に多いのは装置その他(3件)、冷却装置(1件)、始動装置(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2023/08/21 — 冷却装置(リコール・対象69台)
不具合の内容:エンジン冷却装置において、エンジン冷却用電動ファンモーターの設計が不適切なため、電動ファンのヒューズが過電流により切れる場合がある。そのまま走行を続けると、オーバーヒートが発生し、最悪の場合、エンジンが停止し再始動ができなくなる恐れがある。
改善措置:1.ラジエーターアセンブリの製造日情報が「2023年1月4日」より前の場合、ファンモーター(2個/台)を良品に交換する 2.関連するヒューズを25Aの物に交換する
2021/05/18 — 装置その他(リコール・対象343台)
不具合の内容:サイドスタンド固定ブラケットにおいて、耐久性が不足しているため、ブラケット部の変形もしくは破損することがある。そのため、サイドスタンドを掛けて停車中にブラケット部が変形し車両が倒れるおそれがある。また、ブラケットが破断することでサイドスタンドが脱落すると、走行中にサイドスタンドスイッチの配線が引っ張られて損傷し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置:全車両、サイドスタンド固定ブラケット並びにサイドスタンドアームとスプリングプレートを対策品に交換する。なお、サイドスタンドスイッチの配線が損傷している場合は、新品と交換する。
2018/04/26 — 始動装置(リコール・対象352台)
不具合の内容:エンジン始動装置において、フライホイールに装着されたスタータクラッチケージの強度が不足しているため、始動を繰り返し行うと当該ケージが破損し、最悪の場合、エンジンが始動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、スタータクラッチを対策品に交換する。
2018/03/09 — 圧力制御伝達部(リコール・対象1,398台)
不具合の内容:フロントブレーキにおいて、マスターシリンダの設計が不適切なため、シリンダ内のピストンの強度が不足しているものがある。そのため、ブレーキ作動時のブレーキ液圧により、当該ピストンに亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進展してピストンが破損し、最悪の場合、フロントブレーキが効かなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、マスターシリンダのピストンを対策品に交換する
2016/12/21 — 駆動力伝達部(リコール・対象228台)
不具合の内容:①動力伝達装置において、ドライブプーリーを固定するナットの締付トルクの設定値が不適切なため、走行中、駆動ベルトから受ける力でナットが緩むことがある。そのため、プーリーがガタつき、そのままの状態で使用を続けると、プーリーのスプライン部が摩耗し、最悪の場合、後輪へ動力を伝えられなくなるおそれがある。
改善措置:①全車両、ドライブプーリーの固定ナットを良品に交換するとともに、ロックワッシャーを対策品に交換して、ナットを新しく設定した締付けトルクで締め付ける。 なお、ドライブプーリーが損傷している場合は、ドライブプーリーも良品に交換する。
2016/12/21 — 装置その他(リコール・対象228台)
不具合の内容:②サイドスタンドを固定するスクリュの締付トルクの設定値が不適切なため、走行時の振動等によってスクリュが緩むことがある。そのため、駐車中、サイドスタンドに過大な負荷がかかって破損して、車両が転倒するおそれがある。また、スクリュが脱落すると走行中にサイドスタンドスイッチの配線が引っ張られて損傷し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置:②全車両、サイドスタンドを固定する下側のスクリュをネジロック剤を塗布した対策品に交換し、新しく設定した締付けトルクで締める。さらに上側のスクリュはネジロック剤を塗布したうえで適切に締め付ける。 なお、サイドスタンド及び配線が損傷している場合は、良品と交換する。
2016/10/31 — ホイール(リコール・対象138台)
不具合の内容:後輪ホイール・ハブ部の形状が不適切なため、整備等の脱着作業において、後輪ホイールに位置決めピンを差し込む際に誤った位置に差し込むことがある。そのため、位置決めピンに過大な応力がかかり、そのままの状態で使用を続けると、当該ピンが破損し、ホイールへ駆動力が伝わらなくなり、最悪の場合、転倒するおそれがある。
改善措置:全車両後輪ホイールと位置決めピンを点検し、損傷がある場合は、後輪ホイールを対策品に交換するとともに位置決めピンを新品と交換する。損傷がない場合は、誤った取り付けを防止するためのインサートを取り付ける。
2014/12/11 — その他(車枠車体)(リコール・対象1,655台)
不具合の内容:ナンバープレートの取付ステーにおいて、車両への取付部分の強度設計が不適切なため、走行中の負荷により、当該部分が損傷するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、ナンバープレートごと取り付けステーが脱落するおそれがある。
改善措置:全車両、取り付けステー及び周辺部品を対策品と交換する。
2014/08/19 — 燃料タンク(リコール・対象1,678台)
不具合の内容:ポリエチレン製の燃料タンクにおいて、製造管理が不適切なため、成形時に巣が発生しているものなどがある。そのため、タンクから燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、燃料タンクを点検し、燃料が漏れるおそれのあるものは良品と交換する。
2013/10/24 — その他(その他)(リコール・対象2,003台)
不具合の内容:ステアリングロックを制御するハンズフリーユニットにおいて、関連する構成部品の誤差の積み重ねにより、ハンドルをハンドルロック位置に操作しても、それを検出するためのスイッチを押し切れないため、ステアリングロックができない場合がある。
改善措置:①ハンズフリーユニットのソフトウェアを変更し、ステアリングロックの操作方法を変更する。また、使用者所有のオーナーズマニュアルの該当ページを差し替える。 ②ハンズフリーユニット及びダッシュボードのソフトウェアを変更し、ステアリングロックの操作方法を変更する。また、使用者所有のオーナーズマニュアルの該当ページを差し替える。
2012/08/22 — 装置その他(リコール・対象2台)
不具合の内容:サイドスタンドにおいて、鋳造工程の不具合により強度が足りないものがあり、使用時に取付部が破損し、車両が転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、サイドスタンドを良品と交換する。
2011/09/21 — 車体(リコール・対象184台)
不具合の内容:サイドスタンドにおいて、車体との取り付け部の設計が不適切なため、サイドスタンド使用時に当該部品取り付け部の強度が足りず破損する場合がある。そのため、サイドスタンド使用時に車両が転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、サイドスタンドとサイドスタンドピンを対策品と交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ドゥカティの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはディアベルに関するユーザー申告が全17件寄せられています。装置別の内訳はディアベルの車両データページでご確認ください。
よくある質問
ディアベルのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全13件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(ディアベル ほか15表記)での届出を集計)。多い装置は装置その他(3件)、冷却装置(1件)、始動装置(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はディアベルのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。