ドゥカティ パニガーレ(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全15件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:パニガーレのリコール届出 全15件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/06/19 | 1241870 | 主ブレーキ一般 | リコール | 474 |
| 2026/06/19 | 1241990 | 主ペダル/レバー | リコール | 295 |
| 2026/04/06 | 1241680 | アクスル | リコール | 8 |
| 2025/12/12 | 1241190 | アクスル | リコール | 2,822 |
| 2025/06/17 | 1240040 | 主ブレーキ一般 | リコール | 12 |
| 2024/09/06 | 1238690 | その他(制御装置) | リコール | 644 |
| 2023/09/19 | 1236770 | 前照灯 | リコール | 233 |
| 2019/08/21 | 1229070 | 燃料タンク | リコール | 583 |
| 2019/02/22 | 1227840 | 冷却装置 | リコール | 390 |
| 2019/02/22 | 1227850 | その他(エンジン) | リコール | 399 |
| 2019/02/22 | 1227860 | クラッチケーブル/ロ | リコール | 399 |
| 2019/02/22 | 1227911 | 排気管 | リコール | 125 |
| 2019/02/22 | 1227912 | 消音器 | リコール | 125 |
| 2018/12/10 | 1227620 | スピードメータ | リコール | 269 |
| 2018/03/09 | 1226180 | 圧力制御伝達部 | リコール | 1,398 |
装置別に多いのは主ブレーキ一般(2件)、アクスル(2件)、主ペダル/レバー(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2026/06/19 — 主ブレーキ一般(リコール・対象474台)
不具合の内容:制動装置において、リアブレーキホースリテイナー及び遮熱チューブの設計検討が不十分なため、遮熱性能が不足している。そのため、走行中にブレーキホース至近の排気管から発せられる放射熱により、ブレーキホース表面被覆に損傷が発生し、そのまま使用を続けるとブレーキフルードが漏れて、最悪の場合、リアブレーキが作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、リアブレーキホースリテイナーを対策品に交換する。なお、リアブレーキホースを点検して損傷が確認できた場合、リアブレーキホースを新品に交換する。
2026/06/19 — 主ペダル/レバー(リコール・対象295台)
不具合の内容:制動装置において、リアブレーキペダルとプッシュロッドを接続するピボットピンの設計検討が不十分なため、当該ピンが錆びることがある。そのため、そのまま使用を続けると、リアブレーキペダルの動きが渋くなり、最悪の場合、ブレーキが引きずるおそれがある。
改善措置:全車両、ピボットピンを対策品に交換する。
2026/04/06 — アクスル(リコール・対象8台)
不具合の内容:後輪車軸において、強度検討が不十分なため、切欠部に過度な応力が生じることがある。そのため、走行中に後輪車軸に亀裂が入り、異音が発生し、最悪の場合、後輪車軸が破断し、転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、後輪車軸を対策品に交換し、ホイールベアリングを新品に交換する。なお、後輪車軸の関連部品を点検し、損傷があれば新品に交換する。
2025/12/12 — アクスル(リコール・対象2,822台)
不具合の内容:後輪車軸において、強度検討が不十分なため、切欠部に過度な応力が生じることがある。そのため、走行中に後輪車軸に亀裂が入り、異音が発生し、最悪の場合、後輪車軸が破断し、転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、後輪車軸を対策品に交換し、ホイールベアリングを新品に交換する。なお、後輪車軸の関連部品を点検し、損傷があれば新品に交換する。
2025/06/17 — 主ブレーキ一般(リコール・対象12台)
不具合の内容:制動装置において、ABS コントロールユニットとリアブレーキキャリパーをつなぐリアブレーキホースの遮熱チューブが正しく取り付けられていないものがある。そのため、走行中にブレーキホース至近の排気管から発せられる放射熱により、ブレーキホース表面被覆に損傷が発生し、最悪の場合、リアブレーキが作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、遮熱チューブの取り付け状態を確認し、正しい位置に固定する。リアブレーキホースに損傷が確認できた場合、新品に交換する。
2024/09/06 — その他(制御装置)(リコール・対象644台)
不具合の内容:フロントブレーキ液のリザーバータンクにおいて、マスターシリンダーに取り付けるアルミニウム製ブラケット(ステー)の強度が不足している。そのため走行中の振動などによりステーが曲がり、最悪の場合、折損するおそれがある。
改善措置:全車両、ブラケットを対策品に交換する。
2023/09/19 — 前照灯(リコール・対象233台)
不具合の内容:灯火装置において、前照灯の自動点灯(オートライト)機能のコントロールプログラムに不具合があるため、自動点灯機能を有効にした場合の夜間走行時に前照灯が消え、昼間走行灯に切り替わる場合がある。その結果、保安基準第32条(前照灯の基準)を満たすことが出来なくなり、最悪の場合、衝突の危険性がある。
改善措置:全車両、不具合を解消するためのインストルメントパネルのソフトアップデートを行う。
2019/08/21 — 燃料タンク(リコール・対象583台)
不具合の内容:燃料タンクキャップのベンチレーションにおいて、通気回路の容量設計が不適切なため、外気温度やエンジン温度の影響によって燃料タンクの温度が上昇した時に、燃料タンク内の圧力が上昇することがある。そのため、燃料タンク内の圧力が上昇している時に、燃料タンクキャップを開けると、燃料が吹き出すおそれがある。
改善措置:全車両、燃料タンクキャップのベンチレーションを変更し、通気回路を確保する。また、取扱説明書に燃料タンク内の圧力が上昇している場合には、圧力が下がるまでキャップを大きく開かないように注意を促すページを挿入する。
2019/02/22 — 冷却装置(リコール・対象390台)
不具合の内容:エンジンオイルクーラーのホース接続部において、振動の解析、テストが不十分なため、強度が不足しているものがある。そのため、走行振動等により当該接続部が損傷し、最悪の場合、エンジンオイルが漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、オイルクーラーを対策品に交換する。
2019/02/22 — その他(エンジン)(リコール・対象399台)
不具合の内容:シリンダーブロックに取り付けられているカムチェーンテンショナーの締め付けトルクの設定が低いため、走行振動等により当該テンショナーが緩むことがある。そのため、シリンダーブロック内のエンジンオイルが漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、カムチェーンテンショナーを適切なトルクで締め直す。
2019/02/22 — クラッチケーブル/ロ(リコール・対象399台)
不具合の内容:油圧クラッチホースにおいて、熱影響の検討が不十分なため、エンジン等の熱の影響にて当該ホース内圧力が下がることがある。そのため、クラッチのストロークが増え、最悪の場合、クラッチ操作が行えなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、クラッチホースを対策品に交換する。
2019/02/22 — 排気管(リコール・対象125台)
不具合の内容:(1)排気管の強度検討が不十分なため、高負荷運転時に排気ガスの圧力変動に耐えられず、排気管が破損し、排気ガスが漏れるおそれがある。 (2)排気バルブを作動させるワイヤの強度が不足しているため、ワイヤを固定する位置がずれるものがある。そのため、排気バルブが適切に作動せず、警告灯が点灯し、排気騒音が大きくなり、最悪の場合、保安基準を満足しなくなるおそれがある。
改善措置:(1)全車両、前後の排気管を対策品に交換する。 (2)全車両、排気バルブワイヤを対策品に交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ドゥカティの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはパニガーレに関するユーザー申告が全4件寄せられています。装置別の内訳はパニガーレの車両データページでご確認ください。
よくある質問
パニガーレのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全15件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(パニガーレ959 ほか13表記)での届出を集計)。多い装置は主ブレーキ一般(2件)、アクスル(2件)、主ペダル/レバー(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はパニガーレのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。