ヤマハ YZF-R25/R3(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全11件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:YZF-R25/R3のリコール届出 全11件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近11件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2020/09/15 | 1148050 | その他(保安灯火) | リコール | 78,230 |
| 2020/02/04 | 1146531 | 主ブレーキ一般 | リコール | 265 |
| 2020/02/04 | 1146532 | 主ブレーキ一般 | リコール | 1,127 |
| 2019/04/22 | 1144940 | 主ペダル/レバー | リコール | 39 |
| 2018/11/20 | 1143751 | 冷却装置 | リコール | 27,840 |
| 2018/11/20 | 1143752 | シフトレバー/ペダル | リコール | 16,720 |
| 2017/02/14 | 1139891 | 始動装置 | リコール | 19,907 |
| 2017/02/14 | 1139892 | 燃料タンク | リコール | 19,907 |
| 2016/06/14 | 1138241 | 潤滑装置 | リコール | 15,072 |
| 2016/06/14 | 1138242 | クラッチ | リコール | 15,072 |
| 2015/03/24 | 1135280 | 配線 | リコール | 3,739 |
装置別に多いのは主ブレーキ一般(2件)、その他(保安灯火)(1件)、主ペダル/レバー(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2020/09/15 — その他(保安灯火)(リコール・対象78,230台)
不具合の内容:後部反射器において、反射鏡を成型する金型の管理が不適切なため、反射鏡面に凹凸ができているものがある。そのため、反射光が散乱して保安基準第38条(後部反射器の基準)に適合しないおそれがある。
改善措置:全車両、後部反射器を良品に交換する。
2020/02/04 — 主ブレーキ一般(リコール・対象265台)
不具合の内容:警音器の電気配線において、配策指示が不適切なため、ハンドルを左に切ると前輪用ブレーキホースと接触するものがある。そのため、当該ブレーキホースの保護材が摩耗し、そのままの状態で使用を続けると、当該ホースが損傷して、最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある。
改善措置:全車両、警音器の電気配線の取り回しを変更する。なお、当該ブレーキホースを点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。
2020/02/04 — 主ブレーキ一般(リコール・対象1,127台)
不具合の内容:前輪用ブレーキホースを固定するホルダーにおいて、当該ホルダーの曲げ加工が不適切なため、正しい状態で取付けられていないものがある。そのため、走行振動等により当該ホルダーが外れ、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキホースがフロントフォークに接触して当該ホースが損傷し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある。
改善措置:全車両、当該ホルダーを良品に交換する。なお、当該ブレーキホースを点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。
2019/04/22 — 主ペダル/レバー(リコール・対象39台)
不具合の内容:前輪用ブレーキレバーの製造工程において、廃棄品(強度不足)の処置が不適切なため、正規品に混入し、車両に組付けられたものがある。そのため、ブレーキレバー操作時に当該レバーが破損し、ブレーキ操作ができなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、前輪用ブレーキレバーの製造ロットを確認し、該当するものは当該レバーを良品と交換する。
2018/11/20 — 冷却装置(リコール・対象27,840台)
不具合の内容:ラジエターホースの材料及び加工条件が不適切なため、当該ホースの耐久性が不足しているものがある。そのため、冷却水の圧力により当該ホースが損傷して冷却水が漏れ、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。
改善措置:全車両、当該ホース(右又は左右)を対策品に交換する。また、当該ホースのクリップ及びクランプを新品に交換する。
2018/11/20 — シフトレバー/ペダル(リコール・対象16,720台)
不具合の内容:シフトシャフトのスプリングの製造管理が不適切なため、当該スプリングの耐久性が不足しているものがある。そのため、変速操作を繰り返し行うと、当該スプリングが破損し、走行中に変速ができなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、当該スプリングを良品に交換する。
2017/02/14 — 始動装置(リコール・対象19,907台)
不具合の内容:イグニッションスイッチにおいて、接点板の材質が不適切なため、洗車等によりイグニッションスイッチ内部に浸入した水により接点が腐食することがある。そのため、そのまま使用を続けるとイグニッションスイッチが接触不良となり、最悪の場合、走行中に原動機が停止するおそれがある。
改善措置:全車両、イグニッションスイッチサブアッセンブリを対策品と交換する。
2017/02/14 — 燃料タンク(リコール・対象19,907台)
不具合の内容:燃料装置において、燃料タンクをフレームに固定するブラケットの取付穴の位置が不適切なため、燃料タンクが正しい位置に取付けられずエンジンからの振動がブラケットを介し燃料タンクに伝わるものがある。そのため、燃料タンクとステーが共振しステーと燃料タンクの溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、ブラケットを対策品と交換する。
2016/06/14 — 潤滑装置(リコール・対象15,072台)
不具合の内容:原動機のオイルポンプのプランジャ(オイルポンプ内の圧力を調整する弁)において、設計が不適切なため、原動機が高回転時にオイルポンプ内の圧力調整ができないことがある。そのため、油圧が周期的に変動してオイルポンプを駆動させるギヤ(樹脂製)に過大な力が加わり、最悪の場合、当該ギヤが壊れ、エンジンが焼きつくおそれがある。
改善措置:全車両、オイルポンプを対策品と交換するとともに、アイドルギヤを新品と交換する。
2016/06/14 — クラッチ(リコール・対象15,072台)
不具合の内容:動力伝達装置において、クラッチプレッシャープレートのベアリングの強度が不足しているため、クラッチ操作を繰り返すと、当該ベアリングが破損することがある。そのため、クラッチが切れず変速ができなくなり、走行不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、クラッチのプレッシャープレートを対策品と交換する。
2015/03/24 — 配線(リコール・対象3,739台)
不具合の内容:サイドスタンド跳ね上げ忘れ防止装置において、電気配線の長さ及び取回しが不適切なため、当該電気配線と後輪駆動用チェーンが干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、後輪駆動用チェーンと干渉することで、当該電気配線が摩耗し、最悪の場合、電気配線が断線し、サイドスタンド跳ね上げ忘れ防止の安全装置が作動して、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
改善措置:全車両、サイドスタンドスイッチの電気配線にバンド及びクランプを追加し、当該電気配線を固定する。また、当該電気配線を確認し損傷が認められる場合は、当該電気配線を新品と交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ヤマハの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはYZF-R25/R3に関するユーザー申告が全4件寄せられています。装置別の内訳はYZF-R25/R3の車両データページでご確認ください。
よくある質問
YZF-R25/R3のリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全11件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(YZF-R25 ほか3表記)での届出を集計)。多い装置は主ブレーキ一般(2件)、その他(保安灯火)(1件)、主ペダル/レバー(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はYZF-R25/R3のよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。