トライアンフ スピードトリプル(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全15件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:スピードトリプルのリコール届出 全15件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2024/05/08 | 1238080 | コンピュータ(エンジ | リコール | 667 |
| 2023/02/28 | 1235770 | 冷却装置 | リコール | 466 |
| 2022/06/29 | 1234360 | ABS | リコール | 294 |
| 2020/08/07 | 1230710 | ライニング/パッド | リコール | 889 |
| 2020/02/26 | 1229860 | その他(動力伝達) | リコール | 205 |
| 2017/12/15 | 1225730 | 配線 | リコール | 103 |
| 2015/06/05 | 1221930 | ショックアブソーバ | リコール | 48 |
| 2013/06/06 | 1219360 | 装置その他 | リコール | 23 |
| 2013/04/19 | 1219200 | 方向指示器 | リコール | 369 |
| 2006/09/27 | 1213440 | 主ブレーキ一般 | リコール | 41 |
| 2005/08/12 | 1212501 | 圧力制御伝達部 | リコール | 76 |
| 2005/08/12 | 1212502 | 冷却装置 | リコール | 76 |
| 2004/08/13 | 1211550 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 839 |
| 2002/10/30 | 1209870 | ホイールベアリング | リコール | 159 |
| 2002/02/07 | 1209340 | クラッチケーブル/ロ | リコール | 73 |
装置別に多いのは冷却装置(2件)、コンピュータ(エンジ(1件)、ABS(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2024/05/08 — コンピュータ(エンジ(リコール・対象667台)
不具合の内容:エンジンコントロールモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、周囲の温度が高くなおかつ渋滞路を走行するとエンジンが異常に高温になる場合がある。そのまま走行を続けるとオーバーヒートを起こし、走行不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、対策版エンジンコントロールモジュール用ソフトを再設定する。
2023/02/28 — 冷却装置(リコール・対象466台)
不具合の内容:冷却装置において、冷却ファンモーターがエンジンからの熱を繰り返し過剰に受けることにより、モーターの性能に影響をきたすことがある。そのため、そのまま走行を続けると、オーバーヒートが発生し、最悪の場合、エンジンが停止し再始動不可となるおそれがある。
改善措置:全車両、冷却ファンモーターにヒートシールドを追加する。
2022/06/29 — ABS(リコール・対象294台)
不具合の内容:リヤブレーキにおいて、ABSのパルサーリングを固定しているボルトの固定が不十分なためにボルトが緩むものがある。そのため、ABSシステムが誤作動し、ABSの警告灯が点灯するおそれがある。最悪の場合、ABSが機能しなくなり、制動距離が伸びるおそれがある。
改善措置:全車両、固定ボルトを新品に交換し、液状の緩み止め剤を使用して組み付ける。
2020/08/07 — ライニング/パッド(リコール・対象889台)
不具合の内容:フロントブレーキにおいて、製造工程管理が不適切なため、ブレーキパッドのプレートへの接合が不十分なものがある。そのため、雨等により腐食し、ブレーキパッドがプレートから剥離して、最悪の場合、フロントブレーキが効かなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、フロントブレーキパッドの製造番号を確認し、対象の場合は当該パッドを対策品に交換する。
2020/02/26 — その他(動力伝達)(リコール・対象205台)
不具合の内容:クイックシフターキット装着車両において、リンケージクランプの形状が不適切なため、シフトアップの操作時にセンサーが当該クランプと接触するものがある。そのため、シフトアップが不完全となり、最悪の場合、ギア抜けして加速しない又は失速し、後続車に追突されるおそれがある。
改善措置:全車両、クイックシフターキット装着の有無及びリンケージクランプの形状を確認し、対象のものはリンケージクランプを対策品に交換する。
2017/12/15 — 配線(リコール・対象103台)
不具合の内容:電気装置において、レギュレーター配線の配索が不適切なため、当該配線がレギュレーターブラケットと接触しているものがある。そのため、走行振動等により被覆が損傷し、そのままの状態で使用を続けると、配線が短絡し、電源が断たれ、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、レギュレーター配線を新品に交換し、当該配線の配索を変更する。
2015/06/05 — ショックアブソーバ(リコール・対象48台)
不具合の内容:後輪サスペンションにおいて、内部のピストンとピストンシャフトを締結するナットの締め付け行程が不適切なため、締め付け力が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ナットが外れ、緩衝機能が低下して、走行安定性を損なうおそれがある。
改善措置:全車両、後輪サスペンションの製造ロット番号を確認し、該当するものは良品に交換する。
2013/06/06 — 装置その他(リコール・対象23台)
不具合の内容:トランスミッションのシフトドラムの溝の設計が不適切なため、シフトドラムがニュートラルスイッチを過剰に押し込み、当該スイッチが固着することで、ニュートラル以外のギヤに入っている状態でもニュートラルランプが点灯するおそれがある。そのため、ライダーがギヤ位置を誤認して運転操作を誤り、最悪の場合、予期しない加速をするおそれがある。
改善措置:全車両、ニュートラルスイッチが適切に作動するよう、ニュートラルスイッチのワッシャーの厚さを調整する。
2013/04/19 — 方向指示器(リコール・対象369台)
不具合の内容:前後部の方向指示器の樹脂製取付部分の原料が不適切だったため、強度が不足しており、振動や衝撃により取付部分に亀裂が発生する可能性がある。そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行し取付部分が破断して方向指示器がぶら下がることがある。
改善措置:全車両、前後部の方向指示器の取付部分を良品と交換する。
2006/09/27 — 主ブレーキ一般(リコール・対象41台)
不具合の内容:リヤブレーキのキャリパー固定ブラケットの位置決めピンの材質が不適切なため、制動時に当該ピンへ荷重がかかると、亀裂が生じることがある。そのため、ピンに繰り返し荷重がかかり、亀裂が進行して破断し、制動時にブレーキキャリパーがブレーキディスクと共回りし、ブレーキホースがリヤタイヤに巻き込まれ、最悪の場合、タイヤがロックし転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、位置決めピンを対策品に交換する。
2005/08/12 — 圧力制御伝達部(リコール・対象76台)
不具合の内容:①後輪用ブレーキホースの取り回しが不適切なため、走行中に当該ホースとドライブチェーンが接触することがある。そのため、そのまま使用を続けると、ホースが損傷してブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある。
改善措置:①全車両、ブレーキホースにP型クリップを追加する。なお、ブレーキホースを点検し、損傷している場合は交換する。
2005/08/12 — 冷却装置(リコール・対象76台)
不具合の内容:②冷却装置において、バイパスホースの加工が不適切であるため、エンジン等の熱影響により二層構造のホースが剥離し、ホースが早期に劣化することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ホースが損傷して冷却水が漏れ、最悪の場合、オーバーヒートを起こすおそれがある。
改善措置:②全車両、クーラントバイパスホースを良品と交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。トライアンフの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはスピードトリプルに関するユーザー申告が全3件寄せられています。装置別の内訳はスピードトリプルの車両データページでご確認ください。
よくある質問
スピードトリプルのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全15件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(スピ-ドトリプルRS ほか6表記)での届出を集計)。多い装置は冷却装置(2件)、コンピュータ(エンジ(1件)、ABS(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はスピードトリプルのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。