トヨタ ヴォクシー(2014〜2022年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全21件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのはエアバッグ(6件)、その他(その他)(3件)、燃料ポンプ(3件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2024/06/14 — その他(その他)(リコール・対象235,077台)
不具合の内容: パノラミックビューまたはバックガイドモニターにおいて、溶着設備の管理が不十分なため、カメラケース接合面の防水性が確保できず、雨水等が浸入することがある。そのため、回路が腐食して導通不良となりカメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないおそれがある。
改善措置: 全車両、当該カメラの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換する。
2024/05/08 — その他(保安灯火)(リコール・対象1,271台)
不具合の内容:ライトコントロールコンピュータにおいて、点灯制御プログラムの設定を誤ったため、車幅灯が他の灯火器と同期して点灯・消灯すべきところ、方向指示器または非常点滅表示灯を操作した場合、正しく作動しないことがある。そのため、保安基準第34条(車幅灯の基準)に適合しない。
改善措置: 全車両、ライトコントロールコンピュータのプログラムを対策仕様に修正した前照灯に交換する。
2023/02/16 — コンピュータ(制御装(リコール・対象196,984台)
不具合の内容:(1)衝突被害軽減ブレーキにおいて、制御プログラムが不適切なため、駐停車している車列の側方を通過する際に、前方カメラとミリ波センサによる車両認識に差異が発生し、システムが停止することがある。そのため、システムが再起動する間、警告灯が点灯して衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれがある。
改善措置:(1)全車両、衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラのプログラムを対策仕様に修正する。
2023/02/16 — コンピュータ(かじ取(リコール・対象38,477台)
不具合の内容:(2)自動命令型操舵機能であるアドバンストパーク(※)において、制御プログラムが不適切なため、駐車条件が整わない等により駐車支援を中止した場合に警告音が吹鳴しないことがある。そのため、保安基準第11条(かじ取り装置)に適合しないおそれがある。(※)ステアリング、アクセル、ブレーキ操作を制御する駐車支援システム
改善措置:(2)全車両、コンビネーションメータのプログラムを対策仕様に修正する。
2022/06/03 — コンピュータ(制御装(リコール・対象18,784台)
不具合の内容: 運転支援装置のPDA(※)において、制御プログラムが不適切なため、PDAによる減速制御中にブレーキペダルを操作すると、制御終了後もブレーキが作動したままとなる場合がある。そのため、加速不良が発生し、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキ過熱により発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。 (※)プロアクティブドライビングアシスト:周辺環境と運転状況に応じて、車両減速と操舵を支援するシステム
改善措置: 全車両、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。また、ブレーキ関連部品を点検し、過熱による異常が認められた場合は交換する。
2022/04/13 — その他(その他)(改善対策・対象31,534台)
不具合の内容: ディスプレイオーディオにおいて、制御プログラムが不適切なため、シフト操作もしくは車速入力時に画面表示の切替え指示が正しくされない場合がある。そのため、走行開始後も意図せず動画(テレビ映像等)が表示されたままとなるおそれがある。
改善措置: 全車両、ディスプレイオーディオの制御プログラムを対策仕様に修正する。
2021/06/01 — その他(電気装置)(リコール・対象24,162台)
不具合の内容:ハイブリッドシステムにおいて、電力変換モジュール制御基板の電気ノイズ耐性不足により、高電圧回路の電圧変動で発生する電気ノイズを電源制御回路が異常と誤検知し瞬間的に停止する場合がある。そのため、電源電圧が一瞬低下して、エンジン警告灯の点灯とともに、一時的な動力損失が発生するおそれがある。
改善措置:全車両、電力変換モジュールを点検し、対象となるものは対策品に交換する。
2020/03/04 — 燃料ポンプ(リコール・対象112,934台)
不具合の内容: 低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置: 全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。
2019/12/11 — シートベルト(リコール・対象7,790台)
不具合の内容:後部座席ベルトにおいて、組付設備の調整が不適切なため、ベルトリトラクタロック機構部のスプリングが屈曲して組付けられたものがある。そのため、当該スプリングが構成部品と干渉し、シートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれがある。
改善措置:全車両、対象となる後部座席ベルトの製造番号を点検し、該当する場合は座席ベルトを良品と交換する。
2019/09/19 — 燃料ポンプ(リコール・対象390,633台)
不具合の内容:ハイブリッド車の燃料ポンプにおいて、当該ポンプへかかる電圧が高く、かつモータブラシの組付けが不適切なため、ブラシが傾いて過大なスパークが発生し異常摩耗することがある。そのため、燃料ポンプが作動不良となりエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ポンプを対策品に交換する。
2019/09/19 — 座席(リコール・対象202,917台)
不具合の内容:運転者席および助手席のシートリクライニング機構において、リクライニングロック用のスプリングを取付けるスプリングスペーサ成形時の端部形状が不適切なため、リクライニング操作の繰返しにより当該スプリングがスプリングスペーサから外れるものがある。そのため、シートバックを保持できなくなり、最悪の場合、リクライニングレバーが戻らないことに気づかず走行すると、意図せずシートバックが倒れるおそれがある。
改善措置:全車両、運転者席および助手席の内側シートリクライニング機構部にリクライニングロックスプリング外れ防止のためのブッシュを追加する。なお、既に外れている場合、当該スプリングを新品に交換する。
2018/03/28 — エアバッグ(リコール・対象249,473台)
不具合の内容:助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。
改善措置:全車両、予防的措置としてエアバッグインフレータまたはエアバッグアッセンブリを代替品と交換する。
それ以前のリコール届出
| 届出日 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| 2018/01/31 | エアバッグ | リコール | 91,210 |
| 2018/01/17 | エアバッグ | リコール | 452 |
| 2017/03/30 | エアバッグ | リコール | 725,999 |
| 2015/11/25 | エアバッグ | リコール | 1,612,670 |
| 2015/06/25 | エアバッグ | リコール | 311,687 |
| 2014/10/15 | 圧力制御伝達部 | リコール | 704,295 |
| 2011/01/26 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 1,202,800 |
| 2011/01/26 | 燃料ポンプ | リコール | 358,672 |
| 2010/10/21 | その他(その他) | リコール | 1,869 |
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。トヨタの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはヴォクシーに関するユーザー申告が全263件寄せられています。装置別の内訳はヴォクシーの車両データページでご確認ください。
よくある質問
ヴォクシーのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全21件です(2026-08-30時点、通称名「ヴォクシー」での届出を集計)。多い装置はエアバッグ(6件)、その他(その他)(3件)、燃料ポンプ(3件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はヴォクシーのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(ヴォクシーを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。