トヨタ カムリ(2017〜2024年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全8件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのはシートベルト(2件)、燃料ポンプ(1件)、その他(制御装置)(1件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2025/01/22 — 燃料ポンプ(リコール・対象54,577台)
不具合の内容: 低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置: 全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。
2021/04/07 — シートベルト(リコール・対象1,212台)
不具合の内容:後席シートベルト非装着時警報装置において、コンビネーションメータ内の制御プログラムが不適切なため、ハイブリッドシステム始動時に後席乗員のシートベルト装着状態を誤検出する場合がある。そのため、後席シートベルト警告灯が正しく点灯せず、保安基準第22条の3(座席ベルト等の基準)に適合しない。
改善措置:全車両、コンビネーションメータ内の後席シートベルト警報制御プログラムを対策仕様に修正する。
2019/12/11 — シートベルト(リコール・対象7,790台)
不具合の内容:後部座席ベルトにおいて、組付設備の調整が不適切なため、ベルトリトラクタロック機構部のスプリングが屈曲して組付けられたものがある。そのため、当該スプリングが構成部品と干渉し、シートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれがある。
改善措置:全車両、対象となる後部座席ベルトの製造番号を点検し、該当する場合は座席ベルトを良品と交換する。
2019/07/24 — その他(制御装置)(リコール・対象22,431台)
不具合の内容:電子制御式油圧ブレーキのブレーキブースタポンプにおいて、ポンプモータの構成部品である樹脂製ブラシホルダの成形型が不適切なため、ブラシとの隙間が小さく、ポンプ作動時に当該ホルダが熱膨張してブラシが当該ホルダに引っ掛かり、ポンプモータが導通不良となるものがある。そのため、ポンプモータが作動せず警告灯が点灯し、最悪の場合、倍力作用が損なわれて制動停止距離が伸びるおそれがある。
改善措置:全車両、ブレーキブースタポンプを点検し、該当するものは良品と交換する。
2014/11/12 — 緩衝アーム/ロッド(リコール・対象41,446台)
不具合の内容:前輪緩衝装置のロアアームとナックルアームを連結しているボールジョイントにおいて、ナックルアームとボールジョイントを締結した後の部品搬送工程の管理が不適切なため、搬送設備がボールジョイントのゴム製ブーツ部と干渉して、ブーツが損傷することがある。そのため、ブーツ損傷部からグリースが漏れて、ボールジョイントが早期に摩耗し、最悪の場合、ボールジョイントがナックルアームから外れ、走行不能になるおそれがある。
改善措置:全車両、当該ゴム製ブーツを点検し、損傷のあるものはボールジョイントを良品と交換する。
2001/12/04 — エアバッグ(改善対策・対象5,476台)
不具合の内容: 運転車席用エアバック装置において、格納したバッグを保持している布製のエアバッグ カバーの形状が不適切なため、エアバッグ展開時にステアリングホイールパッドの破断部 位以外の下部が破断し、当該パッドの下半分がステアリングホイールから外れることがあ り、最悪の場合、外れたパッドが乗員に当たるおそれがある。
改善措置: 全車両、当該エアバッグ装置を布製カバーの形状を改良した対策品と交換する。
1998/11/26 — デファレンシャル(リコール・対象67,766台)
不具合の内容:自動変速機付き四輪駆動車の前輪用作動装置において、小歯車に組付けている座金に製造 不良のものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該座金が損傷して異音が発 生し、最悪の場合、加速が悪くなって走行不能に至るおそれがある。
改善措置:全車両、自動変速機の製造番号を確認し、該当するものは当該座金を良品と交換する。ま た、座金が損傷している場合は自動変速機を交換する。
1994/05/17 — 発電機(リコール・対象330,501台)
不具合の内容: 交流発電機内にある整流器に製造不良のものがあるため、長時間の渋滞走行等で原動機 室内の温度が上昇し整流器の樹脂部品が高温になるような条件が長時間繰り返されると整 流器の樹脂部品が収縮し、整流器の電気回路が導通不良となりスパークが発生する場合が ある。このままの状態で使用を続けると当該電気回路が溶損あるいは溶損のうえ整流器の 樹脂部品が発煙して発電が停止し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
改善措置: 全車両、整流器の電気回路の導通を確保するためにバネワッシャを追加する。なお、整 流器の損傷状況を点検し、損傷しているものは交流発電機を良品と交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。トヨタの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはカムリに関するユーザー申告が全54件寄せられています。装置別の内訳はカムリの車両データページでご確認ください。
よくある質問
カムリのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全8件です(2026-08-30時点、通称名「カムリ」での届出を集計)。多い装置はシートベルト(2件)、燃料ポンプ(1件)、その他(制御装置)(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はカムリのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(カムリを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。