ルノー カングー(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全21件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:カングーのリコール届出 全21件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/05/22 | 1239950 | 燃料噴射装置 | リコール | 20 |
| 2020/11/25 | 1231250 | ブローバイ装置 | リコール | 25 |
| 2020/11/25 | 1231260 | エンジン本体 | リコール | 10,210 |
| 2018/03/16 | 1226160 | コンピュータ(エンジ | リコール | 2,665 |
| 2018/03/16 | 1226170 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 3,393 |
| 2016/07/14 | 1223510 | 方向指示器 | リコール | 9,161 |
| 2016/07/14 | 1223520 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 5,873 |
| 2016/07/14 | 1223530 | クラッチペダル/レバ | リコール | 21 |
| 2014/12/02 | 1221210 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 1,951 |
| 2014/12/02 | 1221220 | ABS | リコール | 858 |
| 2013/07/04 | 1219401 | 燃料タンク | リコール | 5,786 |
| 2013/07/04 | 1219402 | 燃料ポンプ | リコール | 5,786 |
| 2013/07/04 | 1219403 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 1,507 |
| 2013/07/04 | 1219404 | その他(燃料装置) | リコール | 4,279 |
| 2013/07/04 | 1219410 | コンピュータ(動力伝 | リコール | 4,478 |
| 2012/02/20 | 1218150 | その他(保安灯火) | リコール | 520 |
| 2012/02/20 | 1218160 | シートベルト | リコール | 929 |
| 2011/06/29 | 1217640 | エンジン本体 | リコール | 11 |
| 2007/03/16 | 1213880 | 点火コイル | リコール | 8,637 |
| 2005/09/16 | 1212510 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 1,450 |
| 2005/06/02 | 1212240 | その他(動力伝達) | リコール | 11,320 |
装置別に多いのは燃料ホース/パイプ(5件)、エンジン本体(2件)、燃料噴射装置(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2025/05/22 — 燃料噴射装置(リコール・対象20台)
不具合の内容:エンジンの燃料噴射装置において、インジェクターレールのメッキ処理工程が不適切なため、使用過程でメッキが剥がれることがある。そのため、剥がれたメッキがインジェクターに詰まることで空燃比が悪化してエンジン警告灯が点灯し、そのまま使用を続けると、排気ガス基準を満たさなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、インジェクターレールを良品に交換し、併せて高圧燃料パイプも新品に交換する。
2020/11/25 — ブローバイ装置(リコール・対象25台)
不具合の内容:エンジンのブローバイ・ガス還元装置において、インテークマニホールド製造機器の管理が不適切なため、ブローバイガス吸気口が閉塞しているものがある。そのため、未燃焼ガスがインテークマニホールドに流入せず、クランクケース内圧が上昇し、エンジン不調やオイルレベル警告灯が点灯して、最悪の場合、エンジンが損傷するおそれがある。
改善措置:全車両、インテークマニホールドを点検し、ブローバイガス吸気口が閉塞しているものは良品に交換する。また、エンジンオイル量を点検し、エンジンオイル消費量が多い場合はエンジンを新品に交換する。
2020/11/25 — エンジン本体(リコール・対象10,210台)
不具合の内容:エンジンにおいて、減速時のクランクケース内の内圧設計が不適切なため、減速時のシリンダー内圧がクランクケース内圧よりも低くなり、エンジンオイルを含んだブローバイガスが燃焼室に逆流することがある。そのため、ピストンに多量のカーボンが堆積して剥離すると、排気バルブとバルブシート間に挟まり、高温の燃焼ガスが漏れ、排気バルブが溶損して、最悪の場合、走行中に警告灯が点灯し、エンジンの出力が低下するおそれがある。
改善措置:全車両、ピストン上部と燃焼室、吸気バルブを洗浄し、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換える。なお、排気バルブに損傷が認められる場合はエンジンを新品に交換する。
2018/03/16 — コンピュータ(エンジ(リコール・対象2,665台)
不具合の内容:エンジンコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、エンジン低回転時にエンジンスロットル制御が正しく行われないことがある。そのため、加速不良となり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
2018/03/16 — 燃料ホース/パイプ(リコール・対象3,393台)
不具合の内容:エンジンルーム内の燃料ホースにおいて、当該ホースの長さが不適切なため、走行中の振動により燃料ホースとエンジンマウントが干渉するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料ホースが摩耗し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ホースを点検し、接触痕や漏れのないものは燃料ホースにクリップを取り付ける。また、燃料ホースに接触痕や漏れがあるものは、燃料ホースを交換しクリップを取り付ける。
2016/07/14 — 方向指示器(リコール・対象9,161台)
不具合の内容:電装品コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、リモコン操作でドアを開錠してドアを開けると、電装品コントロールユニットの通信機能が不安定になり、システムエラーが発生することがある。そのため、方向指示器と非常点滅表示灯の作動に必要な電力が電装品コントロールユニットから供給されず、方向指示器と非常点滅表示灯が点滅しないことがある。
改善措置:全車両、電装品コントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
2016/07/14 — 燃料ホース/パイプ(リコール・対象5,873台)
不具合の内容:エンジンルームにおいて、燃料ホースの取り回しの指示が不適切なため、燃料ホースとエアコンパイプが干渉するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料ホースが摩耗して燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ホースとエアコンパイプに保護チューブを装着して適切な位置に燃料ホースを取り付ける。なお、燃料ホースに摩耗がある場合は、新品に交換する。
2016/07/14 — クラッチペダル/レバ(リコール・対象21台)
不具合の内容:クラッチペダルにおいて、クラッチを作動させるプッシュロッドとの接続部の溝加工が不適切なものがある。そのため、プッシュロッドがクラッチペダルから外れやすく、最悪の場合、クラッチが作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両点検し、溝加工が浅いものはクラッチペダルを良品と交換する。
2014/12/02 — 燃料ホース/パイプ(リコール・対象1,951台)
不具合の内容:エンジンルームにおいて、燃料ホースの取り回しの指示が不適切なため、燃料ホースとエアコンパイプが干渉するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料ホースが摩耗して燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ホースとエアコンパイプに保護チューブを装着して適切な位置に燃料ホースを取り付ける。なお、燃料ホースに摩耗がある場合は、新品に交換する。
2014/12/02 — ABS(リコール・対象858台)
不具合の内容:制動装置のブレーキパイプにおいて、ABS油圧調整装置への取り付け工程で、ブレーキパイプを誤った位置に取り付けたものがある。そのため、ABS作動時等にブレーキが適切に作動せず、走行安定性を損なうおそれがある。
改善措置:全車両、ブレーキパイプの取付位置を点検し、誤っている場合は、ブレーキパイプを新品に交換して適切に取り付ける。
2013/07/04 — 燃料タンク(リコール・対象5,786台)
不具合の内容:燃料タンクに2ヶ所装備されている、燃料蒸発ガス排出バルブの一方において、取付位置が不適切なため、燃料満タン時に、振動により当該バルブ内へ燃料が浸入すると、燃料タンク内の内圧によって当該バルブを通って燃料が漏れ出るおそれがある。
改善措置:全車両、当該燃料蒸発ガス排出バルブを廃止し、容量を減らした対策品の燃料タンクに交換する。
2013/07/04 — 燃料ポンプ(リコール・対象5,786台)
不具合の内容:燃料ポンプ配線において、車両配線の長さが不適切なため、燃料ポンプ側のコネクタと車両配線側のコネクタの接続が不完全となることで発生する摩耗により導通不良となり、コネクタのプラスチック部分を溶解させたり、エンジンに燃料を供給できずに始動できない、または、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置:全車両、コネクタ付の長さを変更した対策品の配線に交換する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ルノーの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはカングーに関するユーザー申告が全135件寄せられています。装置別の内訳はカングーの車両データページでご確認ください。
よくある質問
カングーのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全21件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(カング- ほか5表記)での届出を集計)。多い装置は燃料ホース/パイプ(5件)、エンジン本体(2件)、燃料噴射装置(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はカングーのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。