日産 スカイライン(2014〜2022年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全21件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのはその他(電気装置)(2件)、ABS(2件)、プロペラシャフト(1件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2024/06/20 — プロペラシャフト(リコール・対象32,924台)
不具合の内容:プロペラシャフトにおいて、自在接手のパイプへの圧入代が不足していたため、強度が不足しているものがある。そのため、使用過程で当該部位から亀裂が発生し、最悪の場合、プロペラシャフトが破損して走行不能に至るおそれがある。
改善措置:全車両、プロペラシャフトを対策品に交換する。
2021/05/27 — かじ取リンク機構(リコール・対象903台)
不具合の内容:ステアリングナックルにおいて、製造工程の熱処理が不適切であったため、強度が低下しているものがあり、大きな力がかかった場合に変形してホイールアライメントに狂いが生じるおそれがある。また、そのままの状態で使用を継続すると、最悪の場合、ステアリングナックルが破断して走行不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、当該ステアリングナックルを良品と交換する。
2020/02/06 — 燃料ホース/パイプ(リコール・対象8,814台)
不具合の内容:2.0Lターボガソリンエンジン搭載車の燃料ホースにおいて、材質が不適切なため、熱等により早期に劣化することがある。そのため、そのまま使用を続けると、冷機始動時に高圧燃料ポンプと低圧側燃料ホースとの接続部分から燃料がにじみ出るおそれがある。
改善措置:全車両、当該燃料ホースを対策品に交換する。
2018/06/29 — その他(その他)(リコール・対象580台)
不具合の内容:車両製作工場の完成検査において、任命されていない検査員が合否判定を行ったものがあり、安全環境性能法規(保安基準)に関する検査が適切に行われていなかった。
改善措置:全車両、指定整備工場において自動車検査員による点検を行い、安全環境性能法規(保安基準)に関する不具合が認められた場合は是正する。
2016/09/15 — 冷却装置(リコール・対象1,480台)
不具合の内容:エンジンの冷却装置において、ウォーターポンプ内にある冷却水の流路切り替えバルブを作動させるレバーの強度が不足しているため、当該レバーが破損することがある。そのため、レバーに連結しているピストンがバルブから抜け出して冷却水が漏れ、そのまま使用を続けるとオーバーヒートになるおそれがある。
改善措置:全車両、当該ウォーターポンプの遮熱板締結ボルトを対策品と交換し、ピストンが抜け出さない構造にする。 また、遮熱板締結ボルトを対策品に交換後、レバーが破損した場合は、ウォーターポンプを無償交換する。
2016/06/09 — コンピュータ(かじ取(リコール・対象11,676台)
不具合の内容:電子制御ステアリング(ダイレクトアダプティブステアリング)において、始動時の設定プログラムが不適切なため、転舵したまま駐車しエンジンを始動した場合、タイヤ転舵角を誤演算し、ハンドル切れ角とタイヤ切れ角にズレが生じることがある。そのため、ハンドルを中立位置にしてもタイヤが直進状態に戻らず、運転者の意図した方向に発進できず、そのまま使用を続けると、意図した転回ができないおそれがある。
改善措置:全車両、当該電子制御ステアリングのコントロールモジュールを対策プログラムに書き換える。
2015/05/21 — 車体(リコール・対象6,906台)
不具合の内容:ポップアップエンジンフードのアクチュエータにおいて、シリンダ締結部のシール構造が不適切なため、アクチュエータ内部に水が浸入するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、衝突時にエンジンフード後端が十分に上がらず、最悪の場合、歩行者頭部及び脚部保護の基準を満足しないおそれがある。
改善措置:全車両、当該ポップアップエンジンフードアクチュエータを対策品と交換する。
2014/09/18 — 自己診断機能(エンジ(リコール・対象18,535台)
不具合の内容:エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、スロットルポジションセンサからの信号が異常だと判断した場合、フェールセーフ制御によりスロットル開度を固定状態にするが、当該制御中にスロットルポジションセンサからの信号が正常に戻った場合、スロットルが徐々に開くことがある。そのため、エンジン回転が徐々に上昇し、アクセルペダルを踏んでいないにもかかわらず加速するおそれがある。
改善措置:全車両、当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正する。
2014/09/18 — ハイブリッド制御装置(インハ(リコール・対象7,539台)
不具合の内容:駆動モータインバータの制御コンピュータのプログラムが不適切なため、当該コンピュータが自動変速機のギヤ位置等の信号を受信する際に通信異常と判定する場合がある。そのため、警告灯が点灯し、最悪の場合、駆動モータが停止して走行不能になるおそれがある。
改善措置:全車両、当該駆動モータインバータの制御コンピュータのプログラムを修正する。
2014/09/18 — A/T(リコール・対象520台)
不具合の内容:自動変速機のケースの製造が不適切なため、ケースに亀裂が生じたものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、ケースが破損して走行不能になるおそれがある。
改善措置:全車両、当該自動変速機を点検し、亀裂がある場合は、良品と交換する。
2012/06/14 — シートベルト(リコール・対象1,592台)
不具合の内容:取扱説明書に、年少者用補助乗車装置の取り付けについての情報が記載されていない。
改善措置:全車両、年少者用補助乗車装置の取り付けについての情報が記載されたシールを取扱説明書に貼り付ける。
2010/06/10 — 方向指示器(リコール・対象18,736台)
不具合の内容:方向指示器等のコンビネーションスイッチにおいて、固定接点用基板の研磨工程が不適切なため、当該基板の接点の表面に荒れが発生し、方向指示器を使用する過程で発生する接点磨耗粉が堆積することがある。そのため、当該スイッチを操作した時に、接点が導通せず、方向指示器が作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、当該コンビネーションスイッチ一式を良品と交換する。
それ以前のリコール届出
| 届出日 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| 2009/12/03 | エアーバッグ | リコール | 646 |
| 2004/12/16 | エバポ抑止装置 | リコール | 13,157 |
| 2004/10/05 | 駆動力伝達部 | リコール | 25,820 |
| 2003/05/27 | その他(電気装置) | リコール | 65,405 |
| 2003/05/27 | コンピュータ(燃料装 | リコール | 227 |
| 2002/11/07 | スピードメータ | リコール | 43 |
| 2000/12/12 | ABS | リコール | 12,713 |
| 1998/09/24 | ABS | リコール | 19,335 |
| 1996/05/08 | その他(電気装置) | リコール | 1,048,910 |
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。日産の公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはスカイラインに関するユーザー申告が全165件寄せられています。装置別の内訳はスカイラインの車両データページでご確認ください。
よくある質問
スカイラインのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全21件です(2026-08-30時点、通称名「スカイライン」での届出を集計)。多い装置はその他(電気装置)(2件)、ABS(2件)、プロペラシャフト(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はスカイラインのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(スカイラインを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。