カワサキ KLX(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全12件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:KLXのリコール届出 全12件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2022/06/03 | 1151600 | ドラム/ディスク | リコール | 1,480 |
| 2022/04/22 | 1151460 | ドラム/ディスク | リコール | 80 |
| 2017/07/03 | 1140720 | 燃料ポンプ | リコール | 29,063 |
| 2016/03/16 | 2104900 | その他(車枠車体) | 改善対策 | 12,025 |
| 2014/09/17 | 2104490 | 点火/予熱プラグ | 改善対策 | 8,190 |
| 2011/05/30 | 1127481 | 前照灯 | リコール | 4,836 |
| 2011/05/30 | 1127482 | 燃料タンク | リコール | 4,836 |
| 2011/05/30 | 1127483 | コンピュータ(燃料装 | リコール | 4,836 |
| 2011/05/30 | 1127484 | コンピュータ(燃料装 | リコール | 4,836 |
| 2010/03/17 | 2103920 | ショックアブソーバ | 改善対策 | 1,098 |
| 2008/06/12 | 1121300 | ハンドル | リコール | 881 |
| 2003/06/17 | 1109530 | 配線 | リコール | 760 |
装置別に多いのはドラム/ディスク(2件)、コンピュータ(燃料装(2件)、燃料ポンプ(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2022/06/03 — ドラム/ディスク(リコール・対象1,480台)
不具合の内容:前輪の制動装置において、組立時の部品管理が不十分なため、寸法の異なるブレーキディスクが組付けられているおそれがある。その場合、協定規則第78号の技術的な要件(制動装置試験の基準)に適合せず、安全に減速できないおそれがある。
改善措置:全車両、前輪のブレーキディスクを点検し、異品である場合はブレーキディスクを正規品に交換するとともに、ブレーキパッドも交換する。
2022/04/22 — ドラム/ディスク(リコール・対象80台)
不具合の内容:前輪の制動装置において、組立時の部品管理が不十分なため、寸法の異なるブレーキディスクが組付けられているおそれがある。その場合、協定規則第78号の技術的な要件(制動装置試験の基準)に適合せず、安全に減速できないおそれがある。
改善措置:全車両、前輪のブレーキディスクを点検し、異品である場合はブレーキディスクを正規品に交換するとともに、ブレーキパッドも交換する。
2017/07/03 — 燃料ポンプ(リコール・対象29,063台)
不具合の内容:燃料ポンプにおいて、バッテリから供給される電圧の変動と、燃料ポンプの製造バラツキにより、内部部品が早期に摩耗することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、摩耗が進行し、燃料ポンプが作動不良となり、エンジンが始動できなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ポンプを対策品に交換する。
2016/03/16 — その他(車枠車体)(改善対策・対象12,025台)
不具合の内容:サイドスタンドブラケットをメインフレームに取り付けている溶接部の強度が不足しているため、走行時の振動等により溶接部に亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、駐車中に溶接部が破損し、車両が転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、サイドスタンドブラケットのメインフレームへの溶接部を点検し、損傷のないものは補強プレートを追加する。損傷のあるものは補修後、補強プレートを追加する。
2014/09/17 — 点火/予熱プラグ(改善対策・対象8,190台)
不具合の内容:プラグキャップの材質が不適切なため、低速走行時などプラグキャップ周辺が高温となる場合で、かつ、プラグキャップ周辺に水分が付着すると、シリンダヘッドに電流がリークする場合がある。そのため、スロットルを開いても点火プラグが失火してエンジンの回転が不安定になり、最悪の場合、エンジンが停止して始動不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、プラグキャップを対策品と交換する。
2011/05/30 — 前照灯(リコール・対象4,836台)
不具合の内容:1.前照灯において、電球用電気配線及びメインハーネスの配索が不適切なため、電球の端子とソケットの端子が接触不良となるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該端子間の電気抵抗が増大して端子の温度が上昇することにより当該端子や電気配線が損傷し、すれ違い用前照灯または走行用前照灯若しくは両方が不灯となるおそれがある。
改善措置:1.全車両、電球の端子を点検し、損傷している場合は電球を新品と交換する。また、前照灯の電球用電気配線を対策品と交換すると共に、その接続部後方にガードを追加する。
2011/05/30 — 燃料タンク(リコール・対象4,836台)
不具合の内容:2.燃料タンクにおいて、取付け構造が不適切なため、燃料タンクと固定用ゴムダンパの間に隙間が生じ、防振効果が不十分となる場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、振動により燃料タンク取付け箇所溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置:2.全車両、燃料タンク取付け箇所溶接部を点検し、燃料にじみまたは漏れがある場合はタンクを新品と交換する。また、全車両、タンクの固定用ゴムダンパを新品に交換するとともに、カラー、ボルトを対策品と交換する。更に、タンクの保持用ゴムダンパとタンク底板との隙間を点検し、隙間に応じた保持用ゴムダンパをタンク底板に追加して貼り付ける。
2011/05/30 — コンピュータ(燃料装(リコール・対象4,836台)
不具合の内容:3.燃料噴射用電子制御コントロールユニット(ECU)及び転倒センサにおいて、ECUと転倒センサ間の電気配線の防水対策が不十分なため、洗車時または雨天走行時の被水により水が当該電気配線内を伝わり、ECU及び転倒センサと電気配線の接続部に浸入する場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該接続部の端子が腐食して導通不良となり、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
改善措置:3.全車両、ECU及び転倒センサと電気配線の接続部の端子を点検し、腐食がみられる場合は、ECUまたは転倒センサを電気配線と共に、新品に交換する。また、接続部に浸入した水による腐食を抑制するため当該接続部にグリスを塗布する。
2011/05/30 — コンピュータ(燃料装(リコール・対象4,836台)
不具合の内容:4.ECUに接続する電気配線において、配索が不適切なため、当該電気配線がフレームパイプと接触する場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、電気配線の被覆が摩耗し、芯線がフレームパイプと短絡し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
改善措置:4.全車両、当該電気配線を点検し、損傷があるものは補修を行う。また、ECU取付けブラケットを対策品に交換し、当該電気配線に保護カバーを追加する。
2010/03/17 — ショックアブソーバ(改善対策・対象1,098台)
不具合の内容:後輪用ショックアブソーバの製造工程が不適切なため、当該ショックアブソーバのオイルシールを傷つけたものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、漏れたオイルが後輪タイヤに付着し、最悪の場合、転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、後輪用ショックアブソーバの生産ロット番号を点検し、該当するロット番号のショックアブソーバは良品と交換する。
2008/06/12 — ハンドル(リコール・対象881台)
不具合の内容:かじ取り装置において、ハンドルバーに組み付けられたグリップ(滑り止め付の握り手)の接着が不適切なものがある。そのため、当該グリップがハンドルバーから抜け、最悪の場合、バランスを失い転倒するおそれがある。
改善措置:全車両、右グリップを対策品に交換するとともに、左グリップを点検し、接着が不適切なものは、グリップを新品に交換し、対策品の接着剤で組み付ける。
2003/06/17 — 配線(リコール・対象760台)
不具合の内容:電気装置において、組立作業が不適切なため ① メインハーネスをクランプに固定するバンドが欠品しており、メインハーネスがクラ ンプから外れ、クランプ端部と干渉する場合がある。 ② メインハーネス固定用バンド(6本中の1本)をブラケットの穴に通すべきところ、ブ ラケットの穴に通さずにメインハーネスをクランプしたためメインハーネスが位置決め されず、周辺の部品と干渉する場合がある。 その結果、車両の振動等によりメインハーネスが損傷する場合があり、内部配線が短絡し てヒューズが溶断し、前照灯、制動灯、尾灯、番号灯、速度計照明又は方向指示器が作動 しなくなるか、あるいは原動機が停止して再始動が出来なくなるおそれがある。
改善措置:①全車両、メインハーネスを点検し、損傷しているものは修理を行なう。 ②全車両、当該バンドを取付けメインハーネスをクランプに確実に固定する。 ③全車両、当該バンドをブラケットの穴に通してクランプし、メインハーネスをブラケッ トに固定する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。カワサキの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはKLXに関するユーザー申告が全15件寄せられています。装置別の内訳はKLXの車両データページでご確認ください。
よくある質問
KLXのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全12件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(KLX230 ほか5表記)での届出を集計)。多い装置はドラム/ディスク(2件)、コンピュータ(燃料装(2件)、燃料ポンプ(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はKLXのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。