ホンダ ZR-V(2023〜2024年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全5件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのは座席(1件)、燃料ポンプ(1件)、バッテリー(1件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2026/07/30 — 座席(リコール・対象14,730台)
不具合の内容: 運転者席及び助手席シートにおいて、左側サイドフレームを成型する金型及び製造管理が不適切なため、当該フレームの端部が正しく成型できていないものがある。そのため、当該フレーム端部の形状が保安基準に適合しない。
改善措置: 全車両、運転者席及び助手席シートの左側サイドフレーム端部に、保護材を追加する。
2024/10/10 — 燃料ポンプ(リコール・対象62,844台)
不具合の内容:ハイブリッド車において、高圧燃料ポンプ構成部品の加工工程が不適切なため、加工時の金属粉が当該ポンプの構成部品と加工治具の間に噛み込むものがある。そのため、加工部端面に亀裂が発生し、そのまま使用を続けるとポンプ作動時の振動で亀裂が貫通し、燃料漏れに至るおそれがある。
改善措置:全車両、高圧燃料ポンプ付近のHC濃度を測定し、濃度が基準を超えているものは対策品と交換する。
2024/10/03 — バッテリー(リコール・対象55台)
不具合の内容:ハイブリッド車の高電圧バッテリにおいて、バッテリ内の電池セル端子部の製造管理が不適切なため、貼り合せた素材をかしめた際に外側の素材がセル内の電解液に浸漬しているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、電解液により端子部が腐食し破断すると、パワーシステム警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、高電圧バッテリを良品と交換する。
2024/10/03 — かじ取ギヤボックス(リコール・対象97,543台)
不具合の内容:電動パワーステアリングギヤボックスにおいて、ギヤ同士の噛み合わせ荷重設定が不適切なため、噛み合い部に塗布したグリースが押し出され、摺動抵抗が増加することがある。そのため、ステアリングを操作するときの操作力が増大するおそれがある。
改善措置:①全車両、ギヤを噛み合わせるためのスプリングを対策品に交換するとともに、グリースをウォームホイールの噛み合い部に塗布する。 ②全車両、ステアリングギヤボックスを対策品のスプリングが組み込まれたものと交換する。 なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。
2023/07/27 — コンピュータ(エンジ(リコール・対象5,942台)
不具合の内容:エンジン制御コンピュータ(ECU)において、制御プログラムが不適切なため、EV走行時または回生時のエンジン停止位置制御中にクランクシャフトの瞬間的な逆転を異常と誤検知し、ECUがリセットして、故障診断情報を消去することがある。そのため、保安基準第31条で定める基準(細目告示別添48「車載式故障診断装置の技術基準」)に適合しない。
改善措置:全車両、エンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換える。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ホンダの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはZR-Vに関するユーザー申告が全15件寄せられています。装置別の内訳はZR-Vの車両データページでご確認ください。
よくある質問
ZR-Vのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全5件です(2026-08-30時点、通称名「ZR-V」での届出を集計)。多い装置は座席(1件)、燃料ポンプ(1件)、バッテリー(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はZR-Vのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(ZR-Vを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。