ダイハツ キャンバス(2016〜2022年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全9件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのは燃料ポンプ(2件)、駐車ブレーキ一般(2件)、スプリング/エアサス(1件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2024/12/05 — スプリング/エアサス(リコール・対象191,748台)
不具合の内容:フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、コイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、フロントコイルスプリングを対策品と交換する。
2024/09/20 — 座席(リコール・対象1,710,607台)
不具合の内容:前部座席において、取付けボルトの締付けが不適切であったため、走行中の振動等により当該ボルトが緩むものがある。そのため、取付け部から異音が発生し、そのまま使用を続けるとボルトが脱落し、最悪の場合、衝突時に座席が動き、本来の乗員保護性能を発揮できないおそれがある。
改善措置:全車両、当該ボルトを指示トルクで適切に締付ける。
2024/03/28 — ショックアブソーバ(リコール・対象23台)
不具合の内容:リヤショックアブソーバの交換修理用部品において、誤って正規品よりも短いボルトを同梱する設定にしていた。そのため、交換時に当該ボルトを使用した場合、走行中の振動等により緩みが生じて異音が発生し、最悪の場合、締結が外れて走行安定性を損なうおそれがある。
改善措置:全車両、リヤショックアブソーバの取付けボルトを点検し、誤ったボルトが取付けられている場合はボルトを正規品と交換する。
2023/05/26 — 燃料ポンプ(リコール・対象147,042台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ポンプを対策品と交換する。
2023/03/02 — コンピュータ(リコール・対象243台)
不具合の内容:ヒューズブロック内のボデー統合制御コンピュータにおいて、コンデンサの製造工程が不適切なため、内部ショートが発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ヒューズが溶断して、灯火器が点灯しなくなるとともにエンジンが停止するおそれがある。
改善措置:全車両、ヒューズブロックを良品と交換する。
2023/02/02 — エアーバッグ(リコール・対象32,439台)
不具合の内容:エアバッグコンピュータにおいて、コンデンサの製造工程が不適切なため、内部ショートが発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、作動すべき衝突時にエアバッグ及びシートベルトプリテンショナが作動しないおそれがある。
改善措置:全車両、エアバッグコンピュータを良品と交換する。
2021/06/24 — 燃料ポンプ(リコール・対象956,221台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ポンプを対策品と交換する。
2020/10/15 — 駐車ブレーキ一般(リコール・対象353,578台)
不具合の内容:後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布設備の管理が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面のグリス塗布量が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、アジャスタボルトを点検し、固着しているものは、ストラットセットを良品に交換する、固着していないものは、ネジ面を清掃し、グリスを塗布する。
2019/04/11 — 駐車ブレーキ一般(リコール・対象377,654台)
不具合の内容:後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布作業が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面にグリスが塗布されていないものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、アジャスタボルトを点検し、固着しているものは、ストラットセットを良品に交換する、固着していないものは、ネジ面を清掃し、グリスを塗布する。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ダイハツの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはキャンバスに関するユーザー申告が全25件寄せられています。装置別の内訳はキャンバスの車両データページでご確認ください。
よくある質問
キャンバスのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全9件です(2026-08-30時点、通称名「キャンバス」での届出を集計)。多い装置は燃料ポンプ(2件)、駐車ブレーキ一般(2件)、スプリング/エアサス(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はキャンバスのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(キャンバスを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。