ポルシェ タイカン(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全14件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。
まず要約:タイカンのリコール届出 全14件
国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。
| 届出日 | 届出番号 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/02/20 | 1241560 | 装置その他 | リコール | 12,532 |
| 2025/06/02 | 1240140 | バッテリー | リコール | 1,992 |
| 2024/12/05 | 1239150 | バッテリー | リコール | 1,992 |
| 2024/08/01 | 1238470 | 主ブレーキ一般 | リコール | 2,604 |
| 2024/06/20 | 1238120 | 燃料電池(バッテリー)等 | リコール | 88 |
| 2024/03/07 | 1237760 | コンピュータ(かじ取 | リコール | 5,759 |
| 2023/11/30 | 1237100 | バッテリー | リコール | 353 |
| 2023/01/26 | 1235490 | スプリング/エアサス | リコール | 2 |
| 2022/09/28 | 1234650 | その他(制御装置) | リコール | 1,334 |
| 2022/06/27 | 1234100 | エアーバッグ | リコール | 472 |
| 2022/03/24 | 1233650 | その他(乗車装置) | リコール | 203 |
| 2022/01/31 | 1233440 | コンピュータ(制御装 | リコール | 1,012 |
| 2021/07/21 | 1232580 | コンピュータ(電動機) | リコール | 484 |
| 2021/04/12 | 1232060 | 緩衝アーム/ロッド | リコール | 27 |
装置別に多いのはバッテリー(3件)、装置その他(1件)、主ブレーキ一般(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2026/02/20 — 装置その他(リコール・対象12,532台)
不具合の内容:ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、カメラ映像信号の伝送が途切れることがある。 そのため、サラウンドビューカメラの映像が映らなくなり、車両の直左映像(左ハンドル車にあっては車両の直右映像)が確認できず、保安基準に適合しないおそれがある。
改善措置:全車両、ドライバーアシストシステムコントロールユニットのプログラムを、対策プログラムが準備できた車両から順次書き換える。
2025/06/02 — バッテリー(リコール・対象1,992台)
不具合の内容:高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、OTAまたは専用テスターで車両を点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムをOTAまたは専用テスターによりインストールする。ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、暫定措置として、ユーザーに対し定期的なバッテリーの点検入庫を要請するとともに、充電量を80%までに制限するよう周知を行う。
2024/12/05 — バッテリー(リコール・対象1,992台)
不具合の内容:高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、OTAまたは専用テスターで車両を点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムを専用テスターによりインストールする。ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、暫定措置として、ユーザーに対し定期的なバッテリーの点検入庫を要請するとともに、充電量を80%までに制限するよう周知を行う。
2024/08/01 — 主ブレーキ一般(リコール・対象2,604台)
不具合の内容:制動装置において、設計が不適切なため、前輪用ブレーキホースの長さが不足している。そのため、そのままの状態で使用を続けると、操舵角によりブレーキホース端部に過大な負荷がかかり、ブレーキホースに亀裂が発生する。最悪の場合、ブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、制動力が低下するおそれがある。
改善措置:全車両、前輪用ブレーキホースおよびブラケットを対策品と交換する。
2024/06/20 — 燃料電池(バッテリー)等(リコール・対象88台)
不具合の内容:高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、専用テスターを使用して車両を点検し、異常が確認された場合は該当するバッテリーモジュールを良品と交換する。また、車両が入庫するまでの間、充電量を80%までに制限するようユーザーに周知を行う。
2024/03/07 — コンピュータ(かじ取(リコール・対象5,759台)
不具合の内容:ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、ソフトウェア開発時の検証が不十分だったため、アクティブレーンアシスト作動時に、車線区分線を超える前にステアリング操作の介入が行われた際、インフォテイメントディスプレに表示される最低警告表示時間が保安基準に適合していない。
改善措置:全車両、インストルメントパネルのソフトウェアを対策プログラムに書き換える。
2023/11/30 — バッテリー(リコール・対象353台)
不具合の内容:高電圧バッテリーにおいて、製造工程におけるシーラント塗布量が不十分なため、バッテリーの密閉性が不完全なものがある。そのため、バッテリーに水分が浸入すると、バッテリーの絶縁抵抗が低下することでアーク放電が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。
改善措置:全車両、高電圧バッテリーのシーリングの密閉性試験を行い、必要な場合は、高電圧バッテリーを対策品と交換する。
2023/01/26 — スプリング/エアサス(リコール・対象2台)
不具合の内容:左右フロントアクスルにおいて、エアスプリングストラット上部のサークリップを止める溝の加工が不適切なため、サークリップが外れることがある。そのため、当該部品が開放しエアスプリングのエアが抜け車高が下がることで、ハンドルの操作性が低下する恐れがある。
改善措置:全車両、左右フロントアクスルのエアスプリングストラットを点検し、点検結果に応じてストラットを交換する。
2022/09/28 — その他(制御装置)(リコール・対象1,334台)
不具合の内容:ブレーキブースター警告装置において、インストルメントクラスタのプログラムが不適切なため、ブレーキブースターの故障時に警告灯が点灯せず、警告メッセージ確認後には誤った警告灯が点灯し、保安基準に適合しないおそれがある。
改善措置:全車両、インストルメントクラスタを対策プログラムに書き換える。
2022/06/27 — エアーバッグ(リコール・対象472台)
不具合の内容:運転席、助手席シートのエアバッグ(SRS)の配線において、配線被覆の加工が不適切なため、配線被覆の繊維がシート調整時にシート調整用シャフトに巻き込まれるおそれがある。そのため、シートの調整ができず、配線が損傷し、エアバッグの警告灯が点灯する場合がある。最悪の場合、エアバッグ(SRS)が作動しないおそれがある。
改善措置:全車両、シートの配線、シート調整用シャフトを点検し、シート調整用シャフトに繊維の巻き込みがあるものは取り除き、シートの配線に布テープを巻き付ける。配線に損傷があるものは補修する。
2022/03/24 — その他(乗車装置)(リコール・対象203台)
不具合の内容:年少者用補助乗車装置において、後部中央座席用シートベルトバックルの配線取り付けが不適切なため、ISOFIX取り付け金具フックに配線が干渉することがある。そのため、年少者用補助乗車装置が正しく固定できないおそれがある。
改善措置:全車両、後部中央座席用シートベルトバックルの配線取り付けを点検し、正しい配線取り付けに修正する。
2022/01/31 — コンピュータ(制御装(リコール・対象1,012台)
不具合の内容:横滑り防止機能警告装置において、インストルメントクラスターの制御プログラムが不適切なため、点灯機能点検時に警告灯が点灯しない。そのため、作動不良と誤認されるおそれがある。
改善措置:全車両、インストルメントクラスターの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ポルシェの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはタイカンに関するユーザー申告が全3件寄せられています。装置別の内訳はタイカンの車両データページでご確認ください。
よくある質問
タイカンのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全14件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(TAYCANTURBOS ほか6表記)での届出を集計)。多い装置はバッテリー(3件)、装置その他(1件)、主ブレーキ一般(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はタイカンのよくある故障・不具合申告をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。