三菱 RVR(2017〜2023年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全37件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのはコンピュータ(エンジ(4件)、圧力制御伝達部(4件)、コンピュータ(3件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2021/05/13 — その他(制御装置)(改善対策・対象96,451台)
不具合の内容:衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、前方の物体や影を歩行者と誤検知し、警告表示とともに警報ブレーキ(運転者に衝突回避操作を促すやや強めのブレーキ)が作動することがある。そのため、運転者の不要な制動操作による急制動を誘発するおそれがある。
改善措置:全車両、カメラのみで歩行者検知した際の警報ブレーキが作動しないよう、衝突被害軽減ブレーキシステムコントロールユニットの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2020/11/26 — 駐車ブレーキ一般(リコール・対象7,556台)
不具合の内容:後輪のブレーキキャリパーにおいて、駐車ブレーキ駆動用シャフトの組み付けばらつきにより錆防止用の塗装が剥がれることがある。そのため、シール部からシャフト部に水が浸入すると、シャフトに錆が発生し、そのままの状態で使用を続けると、シャフトの錆がキャリパー内部まで進行しシャフトの回転が阻害され、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。
改善措置:全車両、ブレーキキャリパーを確認し、対策前品の場合はブレーキキャリパーを対策品と交換する。
2018/11/15 — コンピュータ(リコール・対象92,042台)
不具合の内容:アイドリングストップ機能付き車において、アイドリングストップ制御プログラムが不適切なため、バッテリーが劣化している状態でもアイドリングストップが作動することがある。そのため、信号などの停車時にアイドリングストップが作動した後に、エンジンが再始動しないおそれがある。
改善措置:全車両、アイドリングストップECUまたはエンジンECUのアイドリングストップの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2018/11/15 — コンピュータ(リコール・対象92,042台)
不具合の内容:アイドリングストップ機能付き車のエンジンECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、触媒劣化診断が適正に実施されないことがある。そのため、触媒が劣化しても警告灯が点灯しないおそれがある。
改善措置:全車両、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2018/09/13 — コンピュータ(制御装(リコール・対象18,199台)
不具合の内容:ブレーキハイドロリックユニットのECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、ハイドロリックユニットのポンプモーターの制御切り替え時に電気的ノイズが発生し、ECUの制御が中断されることがある。そのため、ASC※1やABS※2の機能が一時中断し、その間の車両安定性が損なわれるおそれがある。また、ACC※3、FCM※4、BAH※5、HSA※6、S-AWC※7機能付き車は、作動中に機能が停止するおそれがある。 ※1 ASC:横滑り防止システム ※2 ABS:制動時にタイヤロックを防止するシステム ※3 ACC:設定車速を維持すると共に先行車に近づいた場合は減速して車間距離を保つシステム ※4 FCM:自動でブレーキをかけて衝突の被害を軽減するシステム ※5 BAH:停車後ブレーキペダルを離してもブレーキ力を保持して車両停止状態を保つ機能 ※6 HSA:坂道発進の際に車両のずり下がりを抑制する機能 ※7 S-AWC:車両運動統合制御システム
改善措置:全車両、ブレーキハイドロリックユニットのECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2018/09/13 — その他(その他)(改善対策・対象20,762台)
不具合の内容:衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、前方に衝突可能性がある歩行者を検知した際のブレーキ作動時間が必要以上に長くなることがある。そのため、運転者の不要な制動操作による急制動を誘発するおそれがある。
改善措置:全車両、衝突被害軽減ブレーキシステムコントロールユニットの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2018/02/08 — ワイパー(リコール・対象32,028台)
不具合の内容:フロントワイパーにおいて、フロントデッキ部の防水構造が不適切なため、フロントデッキガーニッシュとウインドシールドガラスの間から伝った水がワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部に浸入することにより、ジョイント部内部に錆が発生し異常摩耗を起こすことがある。そのため、最悪の場合、ワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部が外れ、ワイパーが作動しなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、フロントワイパーリンクのロッドを対策品と交換し、ワイパーモーターのボールジョイントを新品と交換する。
2018/01/25 — ドラム/ディスク(リコール・対象92,307台)
不具合の内容:(1)後輪のブレーキキャリパーにおいて、駐車ブレーキ駆動用シャフトのブーツのシール性能が不足しているため、シャフト部に水が浸入し、シャフトに錆が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフトの錆がキャリパー内部まで進行しシャフトの回転が阻害され、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。 (2)後輪のブレーキキャリパーにおいて、製造工程での検査不良により検査規格を外れる部品が流出したため、ブレーキパッドとブレーキディスクとの隙間を自動調整する機構が作動しなくなるものがある。そのため、ブレーキパッドの摩耗が進行しても、ブレーキパッドとブレーキディスクの隙間が自動調整されず、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。
改善措置:(1)全車両、確認のうえ、後輪のブレーキキャリパーが対策前品の場合は、シャフトを点検し、シャフトが固着またはキャリパー内部までシャフトの錆が進行している場合はブレーキキャリパーを対策品と交換し、キャリパー内部まで錆が進行していない場合は錆を除去し、対策品ブーツキットと交換する。 (2)全車両、確認のうえ、後輪のブレーキキャリパーが対策前品の場合は、ブレーキキャリパー内部のピストンを良品に交換する。(1)の改善措置においてブレーキキャリパーを対策品に交換した場合、ピストンも同時に良品に交換される。 なお、交換用部品の準備に時間を要するため、使用者に不具合内容を通知し注意喚起のうえ、部品準備が整い次第、年式の古い車両から順次交換する。
2018/01/25 — ドラム/ディスク(リコール・対象92,307台)
不具合の内容:(1)後輪のブレーキキャリパーにおいて、駐車ブレーキ駆動用シャフトのブーツのシール性能が不足しているため、シャフト部に水が浸入し、シャフトに錆が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフトの錆がキャリパー内部まで進行しシャフトの回転が阻害され、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。 (2)後輪のブレーキキャリパーにおいて、製造工程での検査不良により検査規格を外れる部品が流出したため、ブレーキパッドとブレーキディスクとの隙間を自動調整する機構が作動しなくなるものがある。そのため、ブレーキパッドの摩耗が進行しても、ブレーキパッドとブレーキディスクの隙間が自動調整されず、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがある。
改善措置:(1)全車両、確認のうえ、後輪のブレーキキャリパーが対策前品の場合は、シャフトを点検し、シャフトが固着またはキャリパー内部までシャフトの錆が進行している場合はブレーキキャリパーを対策品と交換し、キャリパー内部まで錆が進行していない場合は錆を除去し、対策品ブーツキットと交換する。 (2)全車両、確認のうえ、後輪のブレーキキャリパーが対策前品の場合は、ブレーキキャリパー内部のピストンを良品に交換する。(1)の改善措置においてブレーキキャリパーを対策品に交換した場合、ピストンも同時に良品に交換される。 なお、交換用部品の準備に時間を要するため、使用者に不具合内容を通知し注意喚起のうえ、部品準備が整い次第、年式の古い車両から順次交換する。
2017/09/28 — コンピュータ(リコール・対象41,697台)
不具合の内容:エンジンコントロールユニットの電源制御等に使用されるリレーにおいて、リレー内部の溶接が不適切なため、使用過程で溶接部が異常発熱して溶接が外れ、導通不良となることがある。そのため、走行中にエンストして再始動不能となるおそれがある。また、アイドリングストップ付車両は、エンジン警告灯が点灯してエンジン出力が制限されるおそれがある。
改善措置:全車両、当該リレーを良品と交換する。
2017/04/06 — ドア(リコール・対象73,911台)
不具合の内容:乗降扉のドアラッチにおいて、構成部品の製造が不適切なため、部品の精度が規格を外れているものがあり、気温が高くなるとロック機構の動きが悪くなることがある。そのため、乗降扉が確実にロックされず、最悪の場合、運行中に乗降扉が開くおそれがある。
改善措置:全車両、製作期間に応じて必要な箇所のドアラッチを良品と交換する。(除くスライドドアラッチ) なお、交換用部品の準備に時間を要するため、使用者に不具合内容を通知し注意喚起のうえ、部品準備でき次第交換する。
2017/02/09 — コンピュータ(エンジ(リコール・対象22,621台)
不具合の内容:エンジン制御ECUにおいて、アイドリング時の制御プログラムが不適切なため、エンジン回転状態を検知するクランク角センサーの出力信号に一時的な乱れや瞬断が発生すると、点火および燃料噴射を適正に行えないことがある。そのため、エンジン回転が不安定になり、最悪の場合、エンストに至るおそれがある。
改善措置:全車両、エンジン制御プログラムを対策仕様に書き替える。
それ以前のリコール届出
| 届出日 | 不具合装置 | 種別 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| 2016/11/24 | その他(車枠車体) | リコール | 32,100 |
| 2016/11/01 | ワイパー | リコール | 27,562 |
| 2015/04/16 | 装置その他 | リコール | 71,053 |
| 2014/09/11 | (ファン)ベルト | リコール | 191,596 |
| 2014/09/11 | 圧力制御伝達部 | リコール | 11,828 |
| 2014/02/19 | コンピュータ(エンジ | リコール | 8,763 |
| 2013/11/08 | コンピュータ(エンジ | リコール | 22,619 |
| 2013/06/18 | かじ取ギヤボックス | リコール | 1,893 |
| 2012/08/09 | コンピュータ(エンジ | リコール | 11,692 |
| 2011/11/10 | その他(かじ取り) | リコール | 17,613 |
| 2011/03/01 | 燃料ホース/パイプ | リコール | 2 |
| 2010/04/08 | エアバッグ | リコール | 12 |
| 2006/11/14 | その他(車枠車体) | リコール | 1,401 |
| 2004/12/07 | 圧力制御伝達部 | リコール | 60,482 |
| 2004/07/29 | 燃料噴射装置 | リコール | 26,719 |
| 2004/07/07 | A/T | リコール | 354 |
| 2004/07/07 | エンジン本体 | リコール | 4,186 |
| 2004/07/07 | 燃料ポンプ | リコール | 8,722 |
| 2004/07/07 | エンジン本体 | 改善対策 | 43,504 |
| 2003/04/02 | 圧力制御伝達部 | リコール | 223,702 |
| 2001/05/17 | 燃料タンク | リコール | 202,968 |
| 2001/05/17 | その他(燃料装置) | リコール | 42,586 |
| 2000/05/23 | 圧力制御伝達部 | リコール | 159,739 |
| 2000/05/23 | エアーバッグ | リコール | 71,453 |
| 2000/01/14 | ドア | 改善対策 | 24,376 |
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。三菱の公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはRVRに関するユーザー申告が全27件寄せられています。装置別の内訳はRVRの車両データページでご確認ください。
よくある質問
RVRのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全37件です(2026-08-30時点、通称名「RVR」での届出を集計)。多い装置はコンピュータ(エンジ(4件)、圧力制御伝達部(4件)、コンピュータ(3件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はRVRのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(RVRを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。