三菱 エクリプスクロス(2018〜2024年式ほか歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全7件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-08-30時点)に基づいています。
装置別に多いのはその他(エンジン)(2件)、燃料ポンプ(1件)、コンピュータ(エンジ(1件)です。以下、届出日の新しい順に内容と対策をまとめました。
直近のリコール届出(詳細)
2025/11/06 — その他(エンジン)(改善対策・対象83,379台)
不具合の内容:燃料圧力センサーのコネクターにおいて、エンジンルームへの高圧洗浄などによりコネクター内に水分が浸入することがある。そのため、燃料圧力センサーに異常が生じて燃料噴射量が増加することでエンジン破損に至るおそれがある。
改善措置:全車両、燃料圧力センサーのコネクター部に防水カバーを装着のうえ、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2024/11/01 — その他(エンジン)(改善対策・対象138,839台)
不具合の内容:ブレーキ倍力装置へ負圧を供給するためのバキュームポンプにおいて、内部チェックバルブの材質が不適切なため、厳寒期に氷点下を大きく下回る状況ではチェックバルブに付着した水分が凍結して固着することがある。そのため、ブレーキ倍力装置へ負圧が供給されず、ブレーキペダルの操作力が増加し、制動停止距離が伸びるおそれがある。
改善措置:全車両、バキュームポンプを対策品と交換する。なお、交換用部品の準備に時間を要するため、北海道、東北地区から順次交換を行う。
2024/01/26 — 燃料ポンプ(リコール・対象36,769台)
不具合の内容:燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成型条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、ガソリン車においては走行中エンストに至り、PHEV車においてはバッテリー残量が無くなり、走行不能となるおそれがある。
改善措置:全車両、燃料ポンプモジュールの製造番号を確認し、対象のものは、燃料ポンプを対策品と交換する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。
2022/05/12 — コンピュータ(エンジ(リコール・対象30,137台)
不具合の内容:エンジンECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、EGR(排気ガス再循環装置)経路内にデポジットが多く堆積することがある。そのため、堆積したデポジットにより、EGR経路内の排気ガスの流量が低下し、エンジン警告灯が点灯してアイドリングストップ機能が停止するおそれがある。または、堆積し硬質化したデポジットが剥がれ落ち、吸気バルブに噛み込むことにより、エンンストし再始動できなくなるおそれがある。
改善措置:全車両、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。また、EGRクーラーなどのEGR関連部品を新品と交換、または清掃する。
2021/05/13 — その他(制御装置)(改善対策・対象96,451台)
不具合の内容:衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、前方の物体や影を歩行者と誤検知し、警告表示とともに警報ブレーキ(運転者に衝突回避操作を促すやや強めのブレーキ)が作動することがある。そのため、運転者の不要な制動操作による急制動を誘発するおそれがある。
改善措置:全車両、カメラのみで歩行者検知した際の警報ブレーキが作動しないよう、衝突被害軽減ブレーキシステムコントロールユニットの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2018/09/13 — コンピュータ(制御装(リコール・対象18,199台)
不具合の内容:ブレーキハイドロリックユニットのECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、ハイドロリックユニットのポンプモーターの制御切り替え時に電気的ノイズが発生し、ECUの制御が中断されることがある。そのため、ASC※1やABS※2の機能が一時中断し、その間の車両安定性が損なわれるおそれがある。また、ACC※3、FCM※4、BAH※5、HSA※6、S-AWC※7機能付き車は、作動中に機能が停止するおそれがある。 ※1 ASC:横滑り防止システム ※2 ABS:制動時にタイヤロックを防止するシステム ※3 ACC:設定車速を維持すると共に先行車に近づいた場合は減速して車間距離を保つシステム ※4 FCM:自動でブレーキをかけて衝突の被害を軽減するシステム ※5 BAH:停車後ブレーキペダルを離してもブレーキ力を保持して車両停止状態を保つ機能 ※6 HSA:坂道発進の際に車両のずり下がりを抑制する機能 ※7 S-AWC:車両運動統合制御システム
改善措置:全車両、ブレーキハイドロリックユニットのECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
2018/09/13 — その他(その他)(改善対策・対象20,762台)
不具合の内容:衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、前方に衝突可能性がある歩行者を検知した際のブレーキ作動時間が必要以上に長くなることがある。そのため、運転者の不要な制動操作による急制動を誘発するおそれがある。
改善措置:全車両、衝突被害軽減ブレーキシステムコントロールユニットの制御プログラムを対策仕様に書き替える。
リコール対象かどうかの確認方法
お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。三菱の公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。
リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはエクリプスクロスに関するユーザー申告が全20件寄せられています。装置別の内訳はエクリプスクロスの車両データページでご確認ください。
よくある質問
エクリプスクロスのリコールは何件ありますか?
国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全7件です(2026-08-30時点、通称名「エクリプスクロス」での届出を集計)。多い装置はその他(エンジン)(2件)、燃料ポンプ(1件)、コンピュータ(エンジ(1件)です。
自分の車がリコール対象か確認するには?
車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。
リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?
リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。
故障傾向の全体像はエクリプスクロスのよくある故障と修理費用、走行距離・年式ごとの修理費用予測は→ 無料の車両分析ツール(エクリプスクロスを選択済み)をご覧ください。
出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-08-30時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。