ホンダ スーパーカブのリコール一覧【全15件】不具合内容と対策まとめ

ホンダ スーパーカブ(歴代モデル含む)について、国土交通省に届け出されたリコール・改善対策は全15件です。本記事は国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」の実データ(2026-10-24時点)に基づいています。

まず要約:スーパーカブのリコール届出 全15件

国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点)。届出日の新しい順。直近12件は下に不具合内容と改善措置を掲載しています。

届出日届出番号不具合装置種別対象台数
2023/05/251153250主ブレーキ一般リコール1,920
2019/02/072105710その他(かじ取り)改善対策39,366
2017/11/092105350エンジン一般改善対策4,847
2017/03/092205180駆動力伝達部改善対策40,565
2016/09/082205050燃料ポンプ改善対策130,296
2014/02/271133130主ブレーキ一般リコール40,672
2014/02/271220120主ブレーキ一般リコール8,144
2013/11/071219820主ブレーキ一般リコール22,898
2013/09/121132260主ブレーキ一般リコール41,048
2013/09/122204380燃料ポンプ改善対策46,921
2011/05/171127470主ブレーキ一般リコール30,533
2010/05/311125471スピードメータリコール13,055
2010/05/311125472制動灯リコール10,441
2010/05/312103980車枠改善対策13,410
2010/03/192103930アクセル改善対策11,907

装置別に多いのは主ブレーキ一般(6件)、燃料ポンプ(2件)、その他(かじ取り)(1件)です。以下、届出日の新しい順に直近の内容と対策をまとめました。

直近のリコール届出(詳細)

2023/05/25 — 主ブレーキ一般(リコール・対象1,920台)

不具合の内容:制動装置において、前輪ブレーキホースの車体への組付け作業が不適切なため、正しい位置に組み付けられていない。そのため、当該ホースがホースガイド端部と接触し、そのまま使用を続けると、当該ホースが損傷し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、前輪ブレーキが効かなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、前輪ブレーキホースを新品と交換し、正しい位置に組付ける。

2019/02/07 — その他(かじ取り)(改善対策・対象39,366台)

不具合の内容: 左側ハンドルグリップをハンドルパイプに組付ける工程及びハンドルバーインナウエイトのねじ部加工が不適切なため、ハンドルバーインナウエイトとハンドルエンドスペーサ間に付着した接着剤が押し潰されてハンドルウエイトを締結しているスクリュの締付けトルクが低下し、走行振動により緩むものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行中にハンドルウエイトが脱落するおそれがある。

改善措置: 全車両、左側ハンドルバーインナウエイト端面に付着している接着剤を取り除き、スクリュのねじ部に緩み防止剤を塗布し、規定トルクで締め付ける。

2017/11/09 — エンジン一般(改善対策・対象4,847台)

不具合の内容: エアクリーナボックスにおいて、ブローバイガス通路の成型設備が不適切なため、ブローバイガス通路に樹脂の膜が残り、貫通していないものがある。そのため、エンジン回転を上げると、燃焼室から漏れたブローバイガスにより、クランクケースの内圧が上昇し、ヘッドカバーガスケットが一部外れ、エンジンオイルが漏れるおそれがある。

改善措置: 全車両、ブローバイガス通路の貫通状態を点検し、貫通していない場合は、良品のエアクリーナボックスに交換する。

2017/03/09 — 駆動力伝達部(改善対策・対象40,565台)

不具合の内容:カウンタシャフトにおいて、熱処理後の歪み矯正処理が不適切なため、微細な亀裂が発生しているものがある。そのため、高い速度で急激なシフトダウンを繰り返すと当該シャフトの亀裂が進展し、折損して走行不能となり、最悪の場合、後輪がロックするおそれがある。

改善措置:全車両、良品のカウンタシャフトに交換する。または、良品のカウンタシャフトを組付けたエンジンアッセンブリに交換する。

2016/09/08 — 燃料ポンプ(改善対策・対象130,296台)

不具合の内容:燃料ポンプ内の樹脂製インレットカバーの材質が不適切なため、製造時に使用した試験油に長時間浸漬されると、使用過程において、当該インレットカバーが膨張し、インペラと干渉することがある。そのため、干渉部の抵抗が大きくなり、干渉部から生じた摩耗粉がインレットカバーとインペラ間に噛み込むと、最悪の場合、燃料ポンプが停止してエンストし、再始動できなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、燃料ポンプユニットを対策品と交換する。

2014/02/27 — 主ブレーキ一般(リコール・対象40,672台)

不具合の内容:販売店オプション部品として設定し販売した寒冷地用前輪ブレーキケーブルを装着した車両において、ケーブルエンドへのインナワイヤ鋳込み位置が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰返し行うと、ケーブルエンドが破損し、前輪ブレーキが利かなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、前輪用ブレーキケーブルを点検し、販売店オプション部品の寒冷地用前輪ブレーキケーブルが装着されている場合は、良品と交換する。

2014/02/27 — 主ブレーキ一般(リコール・対象8,144台)

不具合の内容:前輪ブレーキにおいて、ケーブルエンドへのインナワイヤ鋳込み位置が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰返し行うと、ケーブルエンドが破損し、前輪ブレーキが利かなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、前輪用ブレーキケーブルを良品と交換する。

2013/11/07 — 主ブレーキ一般(リコール・対象22,898台)

不具合の内容:前輪ブレーキにおいて、ケーブルエンドへのインナワイヤ鋳込み位置が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰り返し行うと、ケーブルエンドが破損し、前輪ブレーキが利かなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、前輪用ブレーキケーブルを良品と交換する。

2013/09/12 — 主ブレーキ一般(リコール・対象41,048台)

不具合の内容:前輪ブレーキにおいて、ケーブルエンドへのインナワイヤ鋳込み位置が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰返し行うと、ケーブルエンドが破損し、前輪ブレーキが利かなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、前輪用ブレーキケーブルを良品と交換する。なお、改善措置用部品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、全車両のブレーキケーブルの遊び量を指定値に調整するとともに、ケーブルエンドを点検し、損傷のあるものはブレーキケーブルを良品と交換する。また、ブレーキケーブルの製造ロット番号を確認し、該当するものはブレーキケーブルを良品と交換する。

2013/09/12 — 燃料ポンプ(改善対策・対象46,921台)

不具合の内容:燃料ポンプ内の樹脂製ブラケットが、燃料ポンプ製造時に使用した試験油に長期間浸漬されると、その後ガソリンを給油した際に、ガラス繊維の配向の影響により不均一な膨潤となり、インペラと干渉することがある。そのため、停車中に膨潤が進んで干渉部の抵抗が大きくなると始動できなくなるおそれがある。又は、使用に伴い干渉部分から摩耗粉が生じ、走行中に摩耗粉がブラケットとインペラ間に噛み込むと燃料ポンプが停止してエンストし、再始動できなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、燃料ポンプユニットを対策品と交換する。

2011/05/17 — 主ブレーキ一般(リコール・対象30,533台)

不具合の内容:前輪ブレーキにおいて、ケーブルエンドのカバーの材質が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰返し行うと、インナワイヤが切損し、前輪ブレーキが効かなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、前輪用ブレーキケーブル一式を対策品と交換する。

2010/05/31 — スピードメータ(リコール・対象13,055台)

不具合の内容:スピードメーターケーブルを保持するクリップの加締めが不十分なため、サスペンションが伸縮するとケーブルを保持出来ないものがある。そのため、ケーブルがクリップから外れ、駐車時にハンドルを左に止まるまで操作すると、ハンドルストッパー部に噛込んで折損し、速度計が作動しなくなるおそれがある。

改善措置:全車両、スピードメーターケーブルを新品と交換するとともに、ケーブル保持クリップを正しく加締める。

リコール対象かどうかの確認方法

お持ちの車両(または購入検討中の車両)がリコール対象かどうかは、車検証記載の車台番号で確認します。ホンダの公式サイトのリコール検索、または販売店への問い合わせで対象かどうか・改修済みかどうかが分かります。中古車の場合は整備記録簿のリコール改修履歴も必ず確認しましょう。

リコールとは別に、国土交通省の不具合情報ホットラインにはスーパーカブに関するユーザー申告が全74件寄せられています。装置別の内訳はスーパーカブの車両データページでご確認ください。

よくある質問

スーパーカブのリコールは何件ありますか?

国土交通省へのリコール・改善対策の届出は全15件です(2026-10-24時点、通称名の複数の表記(スーパーカブ110 ほか12表記)での届出を集計)。多い装置は主ブレーキ一般(6件)、燃料ポンプ(2件)、その他(かじ取り)(1件)です。

自分の車がリコール対象か確認するには?

車検証に記載の車台番号を、自動車メーカーの公式サイトのリコール検索か、最寄りの販売店に問い合わせて確認してください。対象であれば無償で修理を受けられます。

リコール対象車を中古で買っても大丈夫ですか?

リコール改修が実施済みであれば問題ありません。購入前に整備記録簿でリコール改修の実施履歴を確認し、未実施の場合は納車前の改修を販売店に依頼しましょう。

故障傾向の全体像はスーパーカブのよくある故障・不具合申告をご覧ください。

出典:国土交通省「自動車のリコール・不具合情報」(2026-10-24時点の集計)。通称名での集計のため、改良前後の複数世代を含む場合があります。最新の届出は出典サイトでご確認ください。

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